番組情報
#33 若狭の伝統野菜 山内かぶらを守れ!
2025年12月20日(土)放送
一時は生産が途絶えかけた若狭町の伝統野菜・山内かぶらを復活させて、次の世代へ守り継ごうとしている「山内かぶらちゃんの会」の取り組みを調査します。
活動の拠点は若狭町の山間部にある山内地区。朝には霧で一面が覆われ、水分量にも恵まれた豊かな大地が息づく山内では、この土地でしか作れない山内かぶらが100年以上前から栽培されてきました。特徴は円錐上の形とたくさんのひげ根。そのひげ根が土の栄養分をたっぷり吸い取り、良質なかぶらを実らせます。
しかし、戦後まもなくして衰退。理由の一つが山内かぶらの特徴であるひげ根が、見た目が悪いと次第に敬遠されはじめたこと。また、土の栄養分を多く吸い取るからこそ、連作障害を防ぐために土を休ませることが必要。その分、畑の面積も必要になります。そうした効率の悪さもあって、生産農家が減少。1980年代から出荷が途絶えていました。
そんな中、山内かぶらの種を守り継いできたのが地元農家の飛永さん。伝統野菜の継承に力をいれていた県の呼びかけもあって、山内かぶらの復活を決意。14年前、地元農家と共に「山内かぶらちゃんの会」を結成。本格的に栽培を再開して、今では年間1.5トンの山内かぶらを生産しています。
生産だけでなく、山内かぶらを使った食品の開発や製造もおこなっています。一番人気は地元産の山椒も加えたつぼ漬け。京都の老舗料亭の店主に監修してもらった本格派の商品で、若狭町の道の駅で販売したり、県外のホテルにも卸しています。郵便局の「ふるさと小包」にも選ばれました。地元企業と協力して、ユニークな新商品も開発。山内かぶらの種を使った粒マスタードです。若狭の特産である梅も使って、和食にも合うマスタードに。
また、山内かぶらを知らない世代に広めていく活動も積極的に行っています。13年前から毎年、地元の小学生を招いて収穫体験を。3年前には町内の空き店舗を利活用してカフェもオープン。山内かぶらを使ったコロッケやギョウザにからあげ、干したかぶらを具材にした炊き込みごはんなど、山内かぶらづくしのランチを提供しています。
さらに結成当時から力を入れているのがイベントへの出店。県内外を問わず、様々なイベントに参加して、山内かぶらのおいしさをPRしています。
年末は収穫や製造にと1年で一番忙しい時期ですが、それでも毎年行われている地元のイベントに参加。福山研究員もサポートして、山内かぶらの総菜を販売。約2時間で完売する盛況ぶりでしたが、地元の人たちの意外な反応も…
目標は、山内かぶらを200年続く地域の宝にすること。未来へ繋ぐため、「山内かぶらちゃんの会」の奮闘は続きます。
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