ニュース
県内のニュース
【全文】「低俗かつ愚劣…被害者の方々の尊厳を傷つけた」福井県の杉本前知事がコメント セクハラ報告書「極めて重く受け止める」
県職員へのセクハラを認め2025年12月に辞職した福井県の杉本前知事は、特別調査委員会がまとめた調査報告書の公表を受け、コメントを発表。自身の行為について「低俗かつ愚劣」と被害者への謝罪の意を示しました。
杉本氏は「新たに説明を重ねることで、報告書で整理された範囲を超えて話が広がり、当事者の特定につながったり、被害を訴えた方にさらなる負担を与えることは、本意ではない」とし、代理人弁護士を通じて書面でコメントを発表しました。
以下、全文。
「ハラスメント事案に関する特別調査委員 調査報告書」にかかるコメント
このたび公表された特別調査委員の報告書については、極めて重く受け止めております。 報告書が示した事実認定と評価についても、尊重いたします。
私の不適切な言動や対応により、強く不快な思いをされ、被害を訴えられた方々に対して、まずは深くお詫び申し上げます。 知事という立場から、仕事上の関係にある被害者の方々に対し、その受け止め方や立場を気にせず、自らの思いのまま極めて不適切なやり取り、言動を重ねたことは、決して許されるものではありませんでした。被害者の方々の悲痛な思いを伺い、自らの愚かさ卑劣さを痛感しております。 今回の件が発覚した当初、私自身「冗談」や「軽口」という言葉で言い逃れようとしていましたが、そのこと自体が、自分の問題をきちんと正面から受け止めきれていなかった表れだったと思います。私の行ったことは、そのような言葉では到底言い逃れができるものではない、低俗かつ愚劣なものであり被害者の方々の尊厳を傷つけたことであると、深く反省しております。本当に申し訳ありませんでした。
また、県民のみなさまに対しましても、県政への信頼を損ねる結果となったことを、心から申し訳なく思っております。
一方で、私は、今回の通報を受けさまざまなことを思い起こす中で、根本は自分の行為に起因するものであり、私自身が責任を取るべき重大な問題であると受け止めておりましたので、早期に判断し公職を退きました。私なりに取り得る責任の取り方であったと考えております。 何卒ご理解をいただきますようお願い申し上げます。
なお、今回の報告書の公表により、被害を訴えた方々が、さらなる詮索や憶測、二次的な被害にさらされることがあってはならないことです。誰が相手であるのかを推測したり、憶測に基づいて発信したりする行為は、厳に控えていただきたいと思います。
また、今回の件について、私が新たに説明を重ねることで、報告書で整理された範囲を超えて話が広がり、当事者の特定につながったり、被害を訴えた方にさらなる負担を与えることは、本意ではありません。
そのため、私からの発言も慎重に行うべく書面での形を取らせていただきました。 今回の報告書を真摯に受け止め、自らの言動やあり方を省みる基準として、今後の生き方に刻み続けてまいります。 このたびは、本当に申し訳ありませんでした。
令和8年1月7日 杉本 達治
一緒に読まれている記事
-
セクハラ辞職の福井県前知事、退職金の一部返納にあたり“これ以上を求めない”「合意書」を要求 県が手続き進める
-
ハラスメントに悩む福井県職員は657人 県議会が撲滅に向けた考え問いただす…石田知事「対策強化の必要性を強く認識」 支払い保留の副知事の退職金も対応を検討
-
「現在もハラスメントに悩んでいる」県職員262人、教職員245人の福井県 コンプライアンス推進本部が始動 個別の事案は扱わず…各部局の取り組みなど確認へ
-
「コンプライアンスを当たり前の行動に」石田嵩人知事を本部長とする県庁組織が初の会議 前知事のセクハラ問題受け対応強化 福井
-
「知事がセクハラで、私がパワハラ…大変恥ずべきこと」前知事の“側近”中村副知事が福井県庁を去る 退職金支給は保留の可能性
-
前知事の“側近”中村副知事 「6月議会までに交代させる」石田嵩人知事が意向示す 議会はより早い時期での更迭求める 福井
-
「県民を馬鹿にしているんですか?」県議が反発 セクハラ辞職の前福井県知事…退職金返納は「1500万円で」 支給制限の議論は進まず
-
セクハラ辞職の前福井県知事「これ以上を求めないなら…」条件に退職金1500万円を自主返納と“最終回答” 県議会は全額6000万円を求めるも叶わず
-
セクハラ辞職の前知事以外にも加害者が…福井県庁に“巣食う”ハラスメント 複数の被害報告を受け人事課などが対応 県の全庁4700人への調査で発覚
-
最大3万円購入で9000円分が“お得”になる福井県のプレミアム商品券 デジタル地域通貨「はぴコイン」利用…高齢者対象に説明会を実施へ
- 広告


