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震災から復興へ…被災地を撮り続け15年 岩手在住のアマチュア写真家が作品展 苦難乗り越える“過程”にカメラで寄り添う 福井市の済生会病院で26日まで

2026.04.21 19:00

東北地方で20日、最大震度5強を観測する地震がありました。15年前の東日本大震災や2024年の能登半島地震を思い出した方も多いのではないでしょうか。そんな中、福井市で震災からの復興を伝える写真展が行われています。苦難を乗り越え力強く生き抜く人の、たくましさが伝わる展示です。

 

◆15年間、被災地を撮り続ける岩手県在住のアマチュア写真家

 

福井市内で20日から行われている巡回写真展「希望」は、東日本大震災や熊本地震、そして能登半島地震の被災地の風景をとらえた写真48点が展示されています。
  
武田祐季アナウンサー:
「東日本大震災をはじめとする被災地で撮られた作品が展示されています。どの作品からも復興への希望が感じられます」
   
写真は全て、15年にわたり被災地の写真を撮り続けている岩手県在住のアマチュア写真家・新井栄司さんが撮影しました。

 

◆「奇跡の一本松」の生命力に魅せられ写真に

 

新井さんが初めて被災地に足を運んだのは、東日本大震災の発生から半年後の2011年9月。津波に耐えて残った岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」を撮ろうと、当時住んでいた長野県から車を走らせました。
  
新井栄司さん:
「訪れた時はまだ生きていたので、よく枯れないで生き残っていたなと思ったんですが…その生命力に感動して、写真家として生きているところを綺麗に撮れたなと思いました」
  
以来、岩手県を中心に全国の震災の被災地を回り、これまでに撮りためた写真は5000枚以上。15年に及ぶ撮影の中で、被災地が徐々に復興していく過程もカメラに収めています。
 

 

◆カメラに収め続けた復興へと向かう過程

 

武田祐季アナウンサー:
「こちらは岩手県陸前高田市の同じ高台から撮られたサクラの写真です。サクラが植えられているところまで津波が到達しました。最初はサクラの向こう側が更地になっていたんですが、徐々に工事が進み、いまではその場所にたくさんの家が建っています」
   
時間の経過とともに被災地の風景を撮る写真家が減っていく中、新井さんはそのときにしか撮れない風景を撮り続けています。
 

 

先週16日に石川県輪島市で撮ったばかりの作品は、復興途中の白米千枚田です。地震直後のひび割れた棚田ですが、一部でコメ作りも再開しています。
  
新井栄司さん:
「写真展では、復興は進んでいるという前向きな写真が多く用意してあるので、北陸の方々にも前向きな気持ちになってほしい」
  
この巡回写真展は、26日まで県済生会病院のピアノホールで開かれています。
       

 

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