番組情報
#58 廃材利用の輪を広げよ!
2026年07月25日(土)放送
ものづくりの製造過程でどうしても生じる「廃材」。そんな廃材を必要とする人へ届ける店が鯖江市に誕生しました。
「むらかみ道具店」には、店主が県内外100か所以上の事業所から集めた、布や金具、食器など、まだ使える様々な廃材が並びます。 店主の村上なつかさんは石川県出身。眼鏡や漆器など、ものづくり文化が息づく越前鯖江エリアで、工房を一般開放し、普段は見ることのできないものづくりの現場を見学できるイベント「RENEW」の運営に携わるため移住しました。
多くの工房と関わる中で、製造現場から大量の廃材が生まれていることを知った村上さんは、「捨てられる廃材に出会う場所」として、今年5月にむらかみ道具店をオープン。「作り手にとっては捨てるモノでも、誰かにとっては必要なモノ。この場所で新たな使い方を模索してほしい」と話します。
そんな村上さんの思いを調査した福山研究員は、この店をもっと多くの人に知ってもらうため、活用してくれそうな人を探すことに。そこで訪ねたのが、越前市を中心に活動する子ども劇団「たけのっ子劇場」です。
代表の大谷由紀子さんは、もともと衣装担当として劇団に参加しましたが、「こんな衣装を作りたいから、自分で衣装に合った作品を作ろう」と考え、今では脚本や演技指導にまで携わっています。これまでも衣装づくりの際には不要になった素材を譲り受けて活用していたという大谷さんは、まさにむらかみ道具店にピッタリ。福山研究員は大谷さんを店へ案内し、衣装や小道具に使える素材を探してもらうことにしました。
店内に並ぶさまざまな廃材を目にした大谷さんは、次々と素材を手に取り購入。衣装や小道具づくりに役立つ素材を数多く見つけることができました。今回の出会いをきっかけに、新たな廃材の活用が生まれ、廃材利用の輪を広げることに成功しました。
村上さんのパワーボールには「廃材を日常に」。 誰もが「もったいない」の心を持ち、廃材を暮らしの中で当たり前に活用する社会を目指して、村上さんは今日も店を開きます。
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