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大相撲・藤島部屋の元“ちゃんこ長”が作る塩味ベースの絶品ちゃんこ 越ノ龍が地元福井で料理店経営者として“序の口”スタート
福井県坂井市出身の元力士・越ノ龍が、地元でちゃんこ鍋店を立ち上げました。45歳まで現役を続けた元越ノ龍は長年、相撲部屋でちゃんこ鍋づくりのまとめ役”ちゃんこ長”の経験を活かして、経営者として第2の人生を歩み始めています。
◆45歳まで現役を続けた越ノ龍
坂井市春江町の飲食店「季節料理ちゃんこ越ノ龍」は、2024年に大相撲を引退した元幕下・越ノ龍、佐々木敏彦さん(47)が和食の料理人とともに5月にオープンしました。
自慢の鶏ガラスープは「鶏は10匹分ぐらいで出汁を取っている」といいます。
坂井市春江町出身の佐々木さんは、中学時代に出場した相撲の全国大会でスカウトを受け、中学卒業後に角界入り。1995年に初土俵を踏み、最高位は幕下三十四枚目でした。
数少ない県内出身力士として1200以上の取り組みを経て引退しました。
「初めて付いた関取が武蔵丸。大きすぎてびっくりした。当時は若乃花、貴乃花がすごかった。同部屋の武蔵丸が勝った時は嬉しかった」(佐々木さん)
◆長年「ちゃんこ長」を務めていた
45歳まで現役を続けた佐々木さんが福井に帰ってきた理由は―
「部屋でちゃんこ長を長年務めていたので、それを生かせる仕事がしたかったし、絶対に地元に帰ると決めていた」
長年所属した藤島部屋では食事当番=ちゃんこ番のまとめ役、“ちゃんこ長”を務めるほどの腕前でした。その元“ちゃんこ長”自慢の鍋の最大の特長は、部屋直伝のスープです。
鶏ガラを約3時間煮込み丁寧にだしを取ります。
「ベースは塩。一番さっぱりして美味しい。アレンジしても良いけど、自分はシンプルが一番いいと思う」
◆客と相撲の話に花を咲かせ「恩返しにもなる」
店イチオシの「横綱コース」の鍋の具材には、鶏肉や鶏団子のほか、ダイコンやキャベツなど野菜がふんだんに入っています。
吉田圭吾アナウンサー:
「おいしい!塩味ベースでシンプルだが奥行きがあるような鶏や野菜のうまみがやさしく体に染みわたるこれが本場の味なんですね」
御膳やコースには、相撲甚句の一節を記した短冊を沿えるなど、角界出身者ならではのセンスが光ります。
鍋以外の料理を担当する共同経営者の北村さんは「食べるのが大好きなので食への思いはある。人間性で寄ってくる客が多いので、笑顔あふれる店になっていくのでは」と話します。
約30年におよぶ大相撲の経験、元ちゃんこ長だからこそ生み出せる本場の味を武器に、唯一無二の飲食店を目指します。
「相撲が好きな方が多いのでいろんな話が出来れば、相撲を好きになってくれれば恩返しにもなる。県内にはちゃんこ鍋店はないので頑張りたい。頭でガツンと行って前に出る相撲だったので、ビジネスでも真っ向勝負で行きたい」
元幕下・越ノ龍のちゃんこ料理店経営者として序の口に戻った佐々木さんの“初場所”が始まっています。
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