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新米の店頭価格が10キロ5480円…2年前の水準に戻る JA福井県がハナエチゼン初出荷 “コメ離れ”解消なるか

2026.08.19 20:28

福井県産の早生のコメ「ハナエチゼン」が19日、JA福井県から初出荷されました。JA福井県がコメ農家に支払う「内金」は去年より1万2000円下がり2024年並みとなる中、果たして店頭価格はどうなるのか。初出荷の現場と、店頭に並んだ新米の価格を取材しました。

 

◆備蓄米の買戻しを要求し「需給バランス整えていく」

 

19日午前8時。初出荷に向けトラックに積み込まれていくのは、今年収穫された早生のハナエチゼンです。
   
今年のハナエチゼンは収穫量が例年並みからやや多い見込みです。
   
集荷時に農家に前払いされる今年の「内金」は60キロ1万6000円で、去年の2万8000円から1万2000円下がりました。
  
JA福井県中央会の宮田幸一会長は「コメ余りの状況なので仕方がないと思う。全国的にもそのような価格になっている」とします。
   
背景にあるのは、2025年産米の販売の遅れです。
  
JA福井県では、2025年産米の約3分の1が卸売業者に引き渡す前の状態で残っています。多くは販売先が決まっていますが、引き渡しが例年より遅れているのです。
   
宮田会長は「農家にとっては不安な面もあるかもしれないが、備蓄米の買戻しを国に要求しながら少しでも需給バランスを整えていく。1円でも高く販売していくのがJAの務め」と力を込めます。
  
JA福井県では、コメの販売状況に応じて農家への支払いをあとから上乗せする「追加精算」も検討しています。
 
関係者らが見守る中、ハナエチゼンの新米を載せたトラックが出発していきました。

 

◆コメ離れ解消なるか…農業の今後にも影響

 

その後、福井市のAコープみゆき店を訪ねると、さっそく今年のハナエチゼンが店頭に並べられていました。
 
竹内慶行記者:
「こちらの店では、新米のハナエチゼン5キロが税抜き2980円。去年の新米と比べ1500円ほど安くなりました」
  
「令和の米騒動」と叫ばれ始めたのは2年前、同店で取材した際の新米のハナエチゼンの価格は10キロで4980円(税抜き)でしたが、去年は7880円(税抜き)に上がっていました。
  
そして今年は、5480円(税抜き)。去年より2400円下がり、2年前に近い価格に戻りました。
  
Aコープみゆき店・山上剛店長:
「内金が令和7年産より下がったということで、店頭の価格も下げさせてもらった。少しでもお客様に手に取ってもらえる価格に設定したつもり」
 
新米を前に、価格を確かめる買い物客―
   
「安いね、新米5キロでこれくらいだと」
「安い!価格下がったんですね。でも安いとちょっとだけ心が痛む…農家の人に対して…」
「去年よりもだいぶ安くなったのですごく助かる。消費者としては、めちゃくちゃ嬉しい。ちょっと前まで10キロ8000円近くだったので…これくらいの値段だったらまた気軽に食べられる」
  
去年は、高値で買い控える動きもありました。今年は価格が下がり、店も売れ行きの回復を期待しています。
 
山上店長は「かなり安くなってはいるので、パンやそばを食べていた方もまたおコメを食べていただけるのでは」と話します。
 
去年より買いやすくなった、今年の新米。価格が下がったことで、買う動きはどこまで戻るのか。この先、販売が進み、農家への支払いをどこまで上乗せできるのか。今年の売れ行きは、来年のコメ作りにもつながっていきます。

 

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