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移住の若者が2年前に立ち上げた「さばえまつり」 今年はシンボルの巨大人形も登場 住民やアーティストら巻き込みパワーアップ 

2026.09.24 18:35

鯖江市の西山公園で9月26日と27日に「さばえまつり」が開かれます。この祭りは実は、移住してきた人たちの手で2年前に新たに作られました。参加者は県内外のアーティストや学生、そして地元住民です。今年はさらにパワーアップした「さばえまつり」の取り組みを追いました。
           
鯖江市の西山公園近くの駐車場では、まつりのシンボルとなる巨大人形がつくらえていました。地域の人から譲り受けた竹製の人形を解体して、新たに「祭りの象徴」へとつくり変えていきます。
  
設計図はありません。
  
アーティストを中心に、参加した皆の意見を取り入れながら完成を目指します。
  
さばえまつりは、市民の“やりたい”を形にする「つくるを祝う祭典」として2年前に誕生しました。
   
西山公園を会場に、市内に伝わる民話に着想を得て作った盆踊り「イッココ音頭」や、鯖江をテーマにした巨大紙芝居などメンバーがゼロから作り上げた様々な催しが行われます。
 
まつりの創始者の一人である森一貴さんは、11年前に鯖江市に移住しました。現在は地元の山形との二拠点生活をしながら、鯖江のまちづくりにも携わっています。
   
「鯖江市がやることは面白いが、職人ならものづくり、活動している方なら市民主役、と団体が分散することが多くて、みんなでできることは何かと考えた結果がお祭りだった」(森さん)
  
ものづくりの文化が根付く鯖江。森さんは、「もの」だけでなく、自分たちが暮らす「まち」も市民の手で作られていることが、鯖江の魅力だと感じていました。
  
一方で、立場や世代の違う人たちが出会い、一緒に何かを作る機会は多くありません。そこで目を付けたのが、誰でも気軽に参加できる「祭り」でした。
  
当初、森さんら3人から始まった祭りは、いまでは150人余りが参加。鯖江市民だけでなく、県内外のアーティストや学生なども加わり、毎年新たな挑戦が生まれています。
   
「町も市役所の人も僕らのチャレンジを後押ししてくれる。そういったことが嬉しくて僕らもこの鯖江にかかわっている」と森さん。
  
この「新たな」祭りを地元の高校生はどう感じているのでしょうか。

祭り初年度から参加している鯖江生まれの三原悠季さんは「僕たちの西山公園でお祭りをやってくれることがありがたかった。自分のやりたいことを行動にしてできる街だと思っている。イベントにただ参加するだけでは楽しいを得られにくい。日々鯖江まつりは成長していると思う」と話します。 
  
最初は、若者の生み出す祭りに不安を抱えていた地元の人も、いまではすっかりなじみのメンバーです。
 
地元住民は「新しい発想とかエネルギーが違うみたいな感じで、地元の人はもっと参加してほしい。既存の祭りはお年寄りが多いので、若者が増えて、祭りでエネルギーを発散してほしい」と期待を寄せています。
  
県外から移住した人たちが立ち上げた「さばえまつり」。3年目を迎え、ますます広がっていく市民同士のつながりが、新たな鯖江市を作っていきます。

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