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最年少では中学2年生…“振り袖商戦”早まる 県外進学者の帰省に合わせ大型連休にフェア開催も 「好みの一着」求め争奪戦
二十歳の門出を彩る華やかな振り袖。その振り袖選びが活発になる時期の一つが、お盆や大型連休です。9月のシルバーウィークに合わせて開かれた福井市の振り袖フェアでは、再来年に向けて早くも一着を選ぶ人の姿が。商戦が早まっている背景を取材しました。
シルバーウィーク中に福井市の県産業会館で開かれた「振袖EXPO」の会場には、振り袖や帯、小物など約3000点が並びました。
武田祐季アナウンサー:
「シルバーウィークに合わせて、振り袖の展示会が行われています。華やかな振り袖がずらりと並んでいて、皆さん楽しそうに選んでいます」
最近のトレンドは、色味を抑えながらも大きな古典柄をあしらったデザイン。一方、襟元や帯にはレースやパールを取り入れるなど、伝統的な振り袖にイマドキの小物を合わせたアレンジも人気です。
来場者は―
「私の母と娘、親子3代で来させてもらいました。行くなら母を誘って楽しく行きたいなと思って」
実は、会場を訪れた人たちの中には、二十歳を迎えるのが来年ではない人も…
京都の大学に通う女性は「いまは大学1年生。けっこう周りの友達も決めているみたいで、焦って来ました。高校の時点から決めてる子も周りにいる」と話します。
今回の展示会に訪れた客の7~8割を占めたのが2028年以降に二十歳を迎える高校3年生や大学1年生でした。さらに―
「最年少では中学2年生の方が来られて、私どももちょっとびっくり」
このイベントを企画した京呉服平田の平田好一社長によりますと、振り袖選びを始める平均時期は年々早まっていて、これまで振り袖選びのピークは成人式が終わった直後の1月中旬でしたが、5年前からはお盆と年末年始、ゴールデンウィークにこの展示会を企画。さらに今年は、初めてシルバーウィークにも開催しました。
「シルバーウィークは初めてですね。3連休なので、福井に帰省している人も多いので開催してみた」と平田社長。
背景の一つにあるのが、県外への進学です。文部科学省の調査によりますと、去年4月に大学に入学した人のうち県外の大学へ進学した割合は、全国の54.6%に対し、福井県は67.0%でした。
長崎の大学に進学した女性は「シルバーウィークしか帰ってこれなかった」と話します。
県外で暮らす本人と家族が顔を合わせる限られた機会が、振り袖を選ぶタイミングにもなっています。
さらに、「一番似合う自分の好きな商品を選びたい」といういまの時代ならではの理由も。
SNSの浸透で、さまざまな振り袖姿を目にする機会が増え、着たい色やデザインを具体的にイメージする人も増えています。
中には「これが着たい」と写真を見せながら相談に来る人もいるそうで、理想の一着へのこだわりが、より強くなっているといいます。
一方で、そのこだわりに応える一着が、無限にあるわけではありません。いま、振り袖選びではレンタルが主流ですが、少子化などを背景にその生産数は減少。生産コストも高騰しています。
さらに、レンタル業界ではあえて柄ごとの数を制限し、同じ地域や同じ学年でデザインが重ならないよう管理しています。
「好きな一着を選びたい」という思いが強まる一方、レンタルならではの商品管理や供給をめぐる変化も。
さまざまな事情が重なり、振り袖選びのスタートは、今後さらに早まっていきそうです。
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