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福井に“古着フィーバー” 関東からの出店相次ぎ、売上ランキングトップの店舗も ファッションとして楽しむ若者が増加 

2026.10.13 19:30

近年、若者を中心に古着が人気を集め、福井でも県外から古着店が相次いで出店していて、その人気が広がりを見せています。
  
なぜいま、古着が注目されているのか。その背景を取材しました。

       

 

今年6月に福井市にオープンした「NOTIME」の店内には、個性的なファッションを楽しめると若者を中心に注目されている古着が並びます。
   
この店を運営するのは東京の企業「AVEND」です。
 
オープン当日、開店を前に店の外には客の行列ができ、入場制限をするほどの大盛況で、好調なスタートとなったようです。
 
オープンから約4カ月―
 
AVEND・中野将取締役:
「6月13日にオープンして、この10月の頭まで、常に全国の系列店(全32店舗)でトップの売り上げを出している。福井店は売上2位の店舗の1.5倍ぐらいの売上を出している状態」
  
福井店はオープン以来、系列店の毎月の売り上げランキングでトップを維持しています。

 

一方、全国に15店舗を展開し、神奈川に本社を置く海外古着を扱う古着店が、9月に鯖江市内にオープンした「3peace福井古着卸売倉庫」。店内には、低価格帯のアウターやTシャツ、ボトムなど約6000点が並びます。
 
この店もオープン初日、多くの客が訪れにぎわいを見せました。
   
オープンから約3週間。気になる売れ行きは、こちらも好調に推移しているようです。
  
福井店・大池康オーナー:
「当初、予想していた数字よりも1.5倍ほどの数字で推移している」
  
関東からの出店が相次ぎ、好調なスタートを見せる県内の古着店。いま、福井の地に
“古着フィーバー”が起きています。

 

全国的にも古着の人気が高まっている背景の1つが、若者のファッションに対する価値観の変化です。
 
流通やマーケティングに詳しい福井県立大学・経済学部の北島啓嗣教授はこう分析します。
   
「リユース・中古品に対するためらいがなくなってきたという大きな流れがある。その流れの中で、おしゃれなZ世代の若い人たちが、差別化をするためにあえて古着を選ぶことが広がってきている」
   
かつては価格の安さを重視する人や一部の古着好きが中心でしたが、それがいま、ひとつのファッションとして古着を楽しむ人たちへ広がりを見せています。
  
実際に店を訪れる客は―
「(古着は)手を出しやすい」
「トレンド的にも若い人が着るようになって、自分らでも着やすいイメージになってきた」
「福井は他の県と比べて(店が)少ない方なのでもっと増やしてほしい」
  
若者を中心に古着人気が高まる一方、県内には古着を購入できる店が少ないと感じているようです。

 

こうした需要に対し、店側も福井にはまだ市場を広げる余地があるとみています。
 
AVEND・中野将取締役:
「(古着が)欲しい人のボリュームは足りているが、海外古着と呼ばれる、売るために仕入れる古着店の数が福井は足りていない」
    
3peace福井店・大池康オーナー:
「福井には古着屋さんが、そもそも数が少ないという話を昔から聞いている。スタートの古着店として、(この店を)若い人たちも気軽に入れるようなお店にしたかった」
  
NOTIMEでは24時間・無人営業、3peaceではショッピングセンター内で卸値価格で販売するなど、それぞれの店の特徴を生かして、誰でも入りやすい店舗を目指し県内の古着市場の拡大をはかっています。
   
さらに北島教授は、古着などのリユース商品の市場は環境問題にもつながるとし、今後、大きなビジネスチャンスになる可能性があると話します。
   
「環境省もリユースのマーケットには非常に力を入れている。10年20年単位で見ると、古着というマーケットは多分もっと広がっていくという余地を残す、夢があるマーケットだと思う」
   
“古着フィーバー”から古着文化の定着へ。今後の県内店舗への広がりに期待が高まります。        

 

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