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水揚げのわずか1割!重さ1.1キロ以上の大型「越前がに」にICタグ ブランド力や信頼性向上へ 福井県が今シーズンから導入
漁の解禁が迫る越前がに。今シーズンはふるさと納税返礼品の不適切表示問題が明るみになったことで、ブランドへの信頼が揺らぐ事態となっています。
福井県はブランド力や信頼性を高める取り組みとして、今シーズンから大型の雄のズワイガニには産地の情報などを読み込ませたICチップ内蔵の新たなタグを取り付けます。
越前がにには農林水産物の名称を保護してブランド価値を守る法律、地理的表示法=いわゆるGI法に基づいて黄色いタグが付けられてきました。
県は越前がにのブランド力をさらに高めようと、今シーズンから生産や品質の情報を確認できるICタグを新たに導入し、26日に越前町内でお披露目されました。
スマートフォンをタグにかざすと、カニが取れる海域や漁船の名前、個体の管理番号など9つの情報を確認できます。
越前町では、ふるさと納税返礼品のカニ関連商品を巡り、地元の水産加工業者が不適切な表示を行っていたことが発覚したタイミングでもあり、新たなタグの導入が信頼回復につながることも期待されています。
福井県底曳網漁協の中野良一理事は「現にいまのGIのタグの意義が分かっていない消費者がいる。福井産であるということをICタグで伝えていきたい」としています。
新たなタグの対象となるのは重さが1.1キロ以上の雄のズワイガニで、これだけの大物は水揚げの1割ほどだということで、選び抜かれた個体であることの保証にもなります。
一方、越前町は一連の不適切表示の問題を受け、10月23日に農林水産省へ再発防止策をまとめた報告書を提出しました。報告書には関係事業者を対象にGI保護制度の理解を深める研修会を開いたり、ふるさと納税のポータルサイトの表示内容を町役場の複数の職員でチェックしたりといった対策が盛り込まれています。
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