番組紹介

エ・ク・ボ通信

パパは絵本作家
2023年09月17日(日)放送

 

永平寺町谷口に、子どもとのコミュニケーションをとるツールとして絵本を作ったパパがいます。3姉妹の父である波多野翼さんです。

絵本づくりは、次女が3歳ぐらいの時に、長女とケンカしてよく叩いてしまっていたことがきっかけでした。

 

 

 

「どういう風に子どもに”叩くのはダメだよ”と伝えようかと考えた時に、イライラして思い通りにいかない気持ちを”バッチン”というオバケで表現した作り話を聞かせた」と波多野さんは言います。“その話”を「おもしろい」と言った子どもたちの一言に、絵本にしてみることにしました。

 

 

 

どうしたら子どもたちに伝わる絵本にできるのか、悩んだ波多野さんは作った物語を子どもたちに読み聞かせ、いろんなアドバイスをもらいます。

 

 

 

子どもたちの力を借りながら出来上がった絵本が『いなくなれ おばけのバッチン』です。すぐ手が出てしまう男の子の元に、バッチンというオバケが現れるお話です。叩くごとに大きくなっていくバッチン。「バッチンの色をどんどんと濃くしていった方が怖い感じがしていい」など、子どもたちのアイデアが取り入れられています。

 

 

 

販売して4年。

『いなくなれ おばけのバッチン』は、子育てに悩む親を中心に広まり、今では1000冊以上売れる人気作品になりました。

 

 

 

 

波多野さんは今年、鯖江市のNPO団体に依頼され紙芝居の制作も手掛けています。

この紙芝居も絵本と同じように子どもたちに読み聞かせ、反応を見ながら制作しています。

 

 

 

 

波多野さんは「娘がお父さんと積極的に遊んでくれる時期はすごく短い。でも絵本があれば一緒に読むことができる。いろんな人が親子の仲を深めるコミュニケーションツールとして私の絵本を使ってくれたらうれしい」と願います。

 

 

 

 

『いなくなれ おばけのバッチン』

▼下記サイトで販売中

https://p-books.jp/ehons/ (石田製本の直販サイト「いしだえほん」)

 

 

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