ガソリン、食品、電気代…中東情勢が落とす“暗い影” 今後の暮らし向き「悪くなる」と感じる傾向強く…福井県民生協「消費動向調査」|ニュース|福井テレビ

ニュース

  • ホーム
  • ニュース
  • ガソリン、食品、電気代…中東情勢が落とす“暗い影” 今後の暮らし向き「悪くなる」と感じる傾向強く…福井県民生協「消費動向調査」

ニュース

県内のニュース

ガソリン、食品、電気代…中東情勢が落とす“暗い影” 今後の暮らし向き「悪くなる」と感じる傾向強く…福井県民生協「消費動向調査」

2026.06.03 18:40

ガソリン、卵など暮らしに欠かせないもの値上がりが続いています。こうした中、福井県内の消費者を対象にした最新の消費動向調査が発表されました。この先、半年間の暮らし向きを「悪い」と答えた人の水準は、過去5番目に高くなりました。見えてきたのは物価高が続く中で、将来にわたっての「支出」への不安です。

 

街の声:
▼年金暮らし女性
「かごにこの程度入っていたらいくらと思っていたらとんでもない金額で…」
Q:思っていた金額の2倍?
「そんな感じ。安く値下がりした物とかおつとめ品を探して買い物に行くたびに疲れる」
 
▼年金暮らし夫婦
「ものすごく高い。お菓子でも全て…」
「安くておいしそうなものがあれば買うけどそうでなければ我慢」
Q:節約で工夫していることは?
「これ以上節約できん」「寝ること(が一番)」
 

 

物価高が続く中、県内の暮らし向きはどう変わっているのか。民間の消費者団体「ふくい・くらしの研究所」が実施したアンケート結果を発表しました。
  
調査は春と秋に行われていて、今回で42回目。県民生協の組合員の中から2500人を対象に実施し、669件の回答を得ました。
 
今回見えてきたのは、収入の回復や貯蓄だけでは消えない暮らしへの不安です。
  
今後半年の暮らし向きについて、「良い」と答えた人の割合から、「悪い」と答えた人の割合を差し引いた指数は、前回より1.2ポイント悪化。過去4番目に悪い水準となりました。
  
つまりこれからの暮らしについて「よくなる」と見る人を「悪くなる」と見る人の割合を大きく上回っているということです。

 

調査結果を分析した県内経済に詳しい仁愛大学の南保勝特任教授は―
  
仁愛大学・南保勝特任教授:
「実質賃金が上がっているのは評価できるが、世界経済の動きと、3年ほど続く物価高に対する不安感、さらに福井県の今後の経済情勢に対する不安感。そうした将来不安からこういう結果になったのかなと思います」
  
背景にあるのは、中東情勢などによる原油高や円安。そして電気・ガス料金に対する補助金の終了です。
   
値上がりを実感する品目を聞くと、最も多かったのはガソリン、灯油。次いで、卵、コメと暮らしに近いものほど値上がりの痛みが出ています。
 

 

街の声:
▼子育て世代
「高い、特にお米が」
「おむつの値段が30%上がるらしく、上の子もおむつなので大変」

▼子育て世代
「子どものお菓子が高い。チョコレート。倍くらいになっている」
「物価高に合わせて(収入は)若干上がっているが消費に追いついていない」
 
▼子育て世代
「安いものにしか目がいかない、今まで買っていても高いから却下したり…」
「給料が上がらない。収入が増えていかない以上、支出をできるだけ抑えるしかない」
 
▼年金暮らし女性
「少しでも景気がよくなるのか。不安がある」

 

今回の調査では、節約を意識している人が約9割にのぼりました。直近で節約しているものとして最も多かったのは外食で、51.6%の人が外食を節約していると答えました。

南保勝特任教授:
「普通の日常の生活の中でも節約の限界があって、これから先は外食を抑えたり、量を少なくする動きになってくるのは当然」
  
買い物のたびに値段を見る。外食やデザートを少し控える。そんな場面は増えています。
 
暮らし向きへの不安が続く中、国は電気代やガス代について冷房を使う2026年7月から9月分を補助します。標準的な世帯で、3カ月であわせて約5000円の負担軽減になるとしています。こうした補助で負担が軽くなる部分がありますが、家計全体で見るとまだまだ負担感は残ります。
   
今回の調査で見えた暮らし向きへの不安。日々の買い物や暮らしの中でこの先も厳しさを感じる人は多そうです。 

         

 

  • Twitter
  • LINE
ニューストップに戻る

一緒に読まれている記事

【公式】福井テレビニュース
  • 広告