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備蓄米の売れ行き好調で入荷数を増量 一方で「少量購入にシフト」と店が分析 5キロ袋を中心に販売【福井】
福井県内のスーパーでは備蓄米を含めたコメの販売が好調です。また、消費者の買い方にはある変化が現れています。
備蓄米を販売している福井市内のAコープやしろ店では売れ行きが好調で、5日以内に売り切れとなっていたため、9日から入荷を増やしました。山上副店長は「先週までは一週間に150袋ずつ仕入れていたが、売れ行き好調につき今週からは200袋の入荷に増やした」と話します。
また、上昇し続けるコメの価格について買い物客は「ちょっと異常。備蓄米が出たのに値段が上がっていくのはおかしい」「(普段は)銘柄を気にして買っているが最近は安いものを選んでいる。どうしても必要だから買わないと」と話します。
備蓄米の放出後もコメの販売価格が下がらない理由について山上副店長は「ハナエチゼンしか放出されていないので、他のコメに影響する要因が見受けられない」とします。
価格高騰は買い控えにはつながっていないとする一方、客の購入傾向は少量の商品にシフトしているといいます。
Aコープやしろ店・山上剛副店長:
「今まで10キロを買っていた客が5キロを買う傾向にある。5キロがだんだん売れ行きがよくなってきているので5キロを中心に販売している」
この店では 7月末まで備蓄米を販売する予定です。
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