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源義経や明智光秀の伝承残る「大湊神社」 1300年の歴史紡ぐ…航海安全と豊漁の神が迎える神秘の島への“小旅” 福井
福井県内の魅力を再発見する「小旅」のコーナーでは今回、1300年の歴史をもつ坂井市三国町の大湊神社を訪ねます。
福井市中心部から北へ車を走らせること約1時間、坂井市三国町安島地区に到着。
青空に映える鮮やかな朱色の「雄島橋」は長さ224メートルあり、約90年前に架けられました。
この橋を渡った先にあるのが「雄島」です。
美しい模様が見られる流紋岩によって形成されていて、地元では「雄島様」と呼ばれてきました。
鳥居をくぐり長い石段を上ること約5分、木々に囲まれ豊かな自然の中にたたずむのが「大湊神社」です。1300年を超える歴史があり、航海安全と豊漁の神様として古くから地域住民にあがめられてきました。
戦国時代に兵火にあい神社は焼かれてしまいましたが、江戸時代に再建され県の重要文化財に指定されています。
拝殿の屋根は北陸特有の季節風から建物を守るため勾配が急で、軒の出を浅くするといった工夫が施されています。
1186年には源義経が東北の平泉に向かう際に大湊神社へ参拝し、家臣の兜を奉納してその後の無事を祈願したという言い伝えが。また、戦国時代には明智光秀が越前を支配していた朝倉義景とともに大湊神社を訪れたと伝えられています。
拝殿の反対側に進むと、三国の街並みを望むことができます。
千年を超える歴史をもつ大湊神社が最もにぎわうのが春の「雄島祭り」です。
かつて4月20日前後になるとイワシなどを追ってクジラが雄島近海に来ることで豊漁を漁民に知らせてくれました。このことから、この日に海の安全や豊漁を神に祈る大湊神社の例大祭が営まれるようになりました。
神輿を担いで石段を駆け下りたり、漁港から対岸まで泳いで神輿を運んだりと、迫力満点です。
地区の住民にとって、古くからシンボルであり続けてきた大湊神社。
4月には安島の海辺に男衆の威勢のいい掛け声が響き、その伝統が次の世代へと受け継がれます。
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