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“1500台が立往生”の教訓を生かせ 北陸道でネクスコ中日本が訓練 中央分離帯の移動式防護柵を活用し反対車線にUターン誘導 福井
本格的に雪が降るシーズンを前に、あわら市の北陸道で10日、大規模な車両の立往生を想定した訓練が行われ、巻き込まれた車両を救出し立往生を解消する手順を確認しました
福井県内では、2021年1月10日に記録的な大雪となり、北陸自動車道・金津インターから福井インターの間で約1500台の車両が立往生し、解消するまで約59時間かかりました。
この大規模な立往生を教訓にネクスコ中日本は毎年、巻き込まれた車を救助し立往生を少しでも早く解消できるよう訓練を行っています。
10日は金津インターチェンジを会場に、ネクスコ中日本やグループ会社から社員ら22人が参加して訓練が行われました。
北陸道の片側車線で立往生が発生した想定で、その区間の上下線を通行止めにして立往生していない車線を除雪する手順を確認しました。
また、反対車線の除雪が終了した後に中央分離帯にあるレーンオープナーを開き、立往生した車を中央分離帯から反対車線にUターンするよう誘導する訓練も行いました。
ネクスコ中日本では「仮に滞留車が発生した場合に、少しでも早く手順に従って救助できるよう訓練内容を生かしたい」と話していました。
北陸道では、加賀インターから今庄インター間の車が立往生しやすい12カ所の中央分離帯に、移動式防護柵を設置しています。
ネクスコ中日本は、来年度中に移動式防護柵を3カ所増やす予定です。
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