番組情報
#69 聖地・九頭竜川を守ろう!
2026年10月17日(土)放送
北陸を代表する一級河川・九頭竜川。全長116キロ、流域面積2,930平方キロメートルに及ぶこの川は、多種多様な生き物を育む「福井の母なる川」。そして、全国の釣り人が憧れる「聖地」でもある。
今回、福山研究員に与えられたクエストは、「聖地・九頭竜川を守ろう!」。九頭竜川の自然環境を守り、地域の文化を未来につなごうとする人々の活動を調査する。
■サクラマスの聖地・九頭竜川の秘密
最初に訪れたのは、永平寺町の「わくわくRiverCAN」。ここで九頭竜川がサクラマスの聖地であることを知った福山研究員は、福井県内水面総合センターへ向かう。
サクラマスは、川に生息するヤマメと同じ魚。海へ下って大きく成長し、生まれた川へ戻ってくるものがサクラマスと呼ばれる。九頭竜川は、全国で初めてサクラマス釣りが許可された川で、毎年2月から5月の遊漁期には、全国から釣り人が訪れる。
■サクラマスを守ることは、九頭竜川を守ること

今回の「わがまちプレーヤー」は、「サクラマスレストレーション」代表の安田龍司さん。
安田さんたちは、サクラマスの放流や人工授精、産卵場所の整備、河川環境の調査などに取り組んでいる。その目的は、単にサクラマスを増やすことではなく、さまざまな生き物が安心して暮らせる豊かな九頭竜川を取り戻すこと。
福山研究員もサクラマスの餌やりや河川調査を体験。大雨による洪水で変化した川底の状態を調べ、サクラマスが産卵しやすい環境を守る活動の大切さを学ぶ。
■サクラマスがつなぐ、ふるさとの食文化
続いて訪れたのは、九頭竜川中部漁業協同組合のサクラマス養殖場。ここでは、九頭竜川の伏流水を使い、天然魚に近い良質なサクラマスを育てている。
実は、永平寺町には古くからサクラマスを使った「葉っぱ寿司」が伝わっている。アブラギリの葉でサクラマスをのせた酢飯を包む押し寿司で、お盆や秋祭りに食べられてきた。

福山研究員は「ハンドメイド風」の森塚美智子さんを訪ね、葉っぱ寿司作りに挑戦。地域に受け継がれてきた先人の知恵と、ふるさとの味を守る人々の思いに触れる。
■九頭竜川の未来へ
サクラマスを守ることは、川の自然を守ること。そして、地域に根付いた食文化や暮らしを未来へつなぐことでもある。
九頭竜川を愛し、その豊かな自然を次世代に残そうと活動する人々。福山研究員は、安田さんの熱い思いを込めた「パワーボール」を手に、ふるさとの川を守ることの大切さを再認識する。
サクラマスが再び帰ってきたくなる九頭竜川へ。人と自然が共生する、福井の未来を考える。
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