2024年01月20日放送
若狭牛&越前がにの名前の由来なんだー?
現在は坂井地区の出荷頭数が多い若狭牛だが、平安時代から若狭の国で飼われていた牛の呼び名であった。かつては坂井地区で飼育されていた牛には、越前牛や坂井牛という呼び名もあったが、福井県の黒毛和牛をブランド化する際(昭和61年)に「若狭牛」と統一された。
越前がには、平成元年に「福井県の魚」として登録され、その後黄色いタグが付けられブランド化された。もともと大正時代から昭和の始めにかけて自然発生的にズワイガニのことを越前がにと呼ぶようになったというが、その歴史の裏には、昭和時代に、県外の他の地域のカニとの差別化を図ろうと、意識的に「越前かに」というブランドを付けて売り出した、魚屋の努力があった。