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アリーナ整備へ“一歩前進” 福井市議会の予算特別委が調査費の予算案を承認 市長は「説明不足」認め、市民説明会開く方針
議論が続いている「福井アリーナ」について、福井市の西行市長は19日の市議会で、施設整備に向けた市民への説明が「十分でなかったと反省している」と述べ、今後、市内各地で市民向けの説明会を開いていく方針を示しました。一方、委員会としては、アリーナ整備に向けた調査費用の予算案を承認し、整備に向けて一歩進んだ形となりました。
福井市議会の予算特別委員会は、19日もアリーナの整備をめぐり論戦が交わされました。
議員から「市民に十分に説明できていたか」と問われた西行茂市長は「十分ではなかったのではないかと反省させていただきたい。新たに把握できた事実などをしっかり逐一、説明・報告する」と答えました。
そして、アリーナの整備が計画されている福井市東公園の地元だけでなく、市内の他の地域でも説明会を開いていく方針を明らかにしました。
また、アリーナ周辺の整備に最大15億円がかかるとした追加費用について市が議論の途中で明らかにしたことを、議員から“後出しジャンケン”と批判されると「情報のタイミングが…まあ、十分反省すべきところ」と語りました。
議員から反発はあったものの、予算特別委員会は19日、アリーナ整備に向けた調査費用の予算案を承認しました。
25日の閉会日に可決される見通しで、議会は事実上、アリーナ整備を進めることを認める形となります。
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