県内を代表する観光地の一つ、東尋坊を訪れた観光客に、より深く、わかりやすく東尋坊について知ってもらおうと、新たにGPSを活用した音声ガイドサービスが開始されます。
　　　
竹内記者リポート：
「東尋坊を散策しながら楽しめるようにと、スマートフォンを使った新サービスが始まります」
　　
「東尋坊冒険ナビ」という新たなサービスは、東尋坊エリアの活性化に取り組む団体Compath（コンパス）と、県内でVTuberプロダクション事業を手がけるglow（グロー）が、県観光連盟の事業支援を受け約2カ月間かけて開発しました。VTuberをナビゲーターにすることで親しみを持ってもらうことが狙いです。
　　　
県内屈指の観光地である東尋坊でサービスを始めるのには理由があります。2022年には年間約62万人が東尋坊を訪れましたが、実はその半数が40代以上でした。サービスを開発した担当者は「20、30代の若年層の方々に対して、VTuberを使った音声ガイドを提供することで、東尋坊の魅力を知ってもらえる」と意気込みます。
　　　
記者が実際に体験してみました。
＜ガイドの音声＞
「このスポットは「学窓ハクメイ」「あまなきしぐれ」が案内するね。はい皆さん、ここから前方に見える岩場の先は、東尋坊の目玉のひとつでもある大池といわれる場所になります」
　　
竹内記者：
「実際にVTuberが説明してくれて、見ているだけではわからない情報も知れて、観光地をより一層楽しめます」
　　　
4月から始まるサービスを一足早く観光客に見てもらいました。
　
観光客：
「子どもは、特に楽しめてよい」
「面白そう。観光しやすい」
「見てるだけじゃ詳しいことが分からないのであった方が良い」
　　
サービスを開発した担当者：
「実際に利用すると、東尋坊の知られざる魅力が体感でき、深く理解して感動もできる。ぜひ、東尋坊に来た際は活用して欲しい」
　　
このサービスは、4月1日から無料で提供され、年間15万人ほどの利用を見込んでいます。