北陸新幹線は敦賀まで開業しましたが、敦賀から小浜・京都を通って大阪につながるルートは工事認可の見通しが立っていません。こうした中、小浜商工会議所は、大阪までの全線開業を見据えた小浜市のまちづくりの提言をまとめ、松崎晃治市長に提出しました。

28日は、小浜商工会議所の井田浩志会頭らが松崎市長に提言書を提出しました。提言では、小浜の新しい駅はあらゆるアクセスの結節点となるよう、バスターミナルや大規模な駐車場を整備し、舞鶴若狭自動車道小浜インターチェンジとのアクセスの向上を図るよう求めています。

また、人が集う拠点施設や、都市部からの移住・定住に備えた居住エリアの整備を盛り込んでいます。

北陸新幹線小浜・京都ルートについて、国は早くて2046年ごろの完成を想定していますが、環境アセスメントが難航し、工事認可の見通しが立っていません。県や小浜市は、早期の全線開業と小浜駅の位置の公表を国に強く求めています。