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「人口減少」時代の地域活性化を議論 全国経済同友会セミナー福井市で始まる

北陸新幹線県内開業を契機に、県内の行政や経済界などが力を入れているのが全国規模の会議の誘致です。一度に1000人、2000人という人が福井を訪れるだけに、その経済効果に高い期待が寄せられています。そうした会議の一つが18日に福井市内で開かれ「人口減少」時代の地域活性化策などについて活発な議論が交わされました。
   
18日に開かれた「全国経済同友会セミナー」は、北陸新幹線の県内開業を機に福井を全国に発信しようと、福井経済同友会が誘致しました。全国44の経済同友会から1000人を超える経済人が来県しています。
  
元総務相で、人口減少により自治体が無くなる可能性を指摘した「地方消滅」の著者、増田寛也氏らが「人口減少社会の将来展望や課題」をテーマに、パネルディスカッションに臨みました。
  
増田氏は、この10年で人口減少問題に改善は見られなかったとして、約1億2000万人いる国内の人口は、2100年には6300万人まで減少すると指摘。パネリストたちは労働者の所得向上や働き改革など、人口減少を食い止めるために企業として取り組むべきポイントなどについて議論を交わしていました。セミナーは19日も開かれます。
 
新幹線開業元年となった2024年は、全国規模の会議や大会などコンベンションの数が増加していて、2023年を2割以上、上回る150件の開催が予定されています。
 
予定されている主な会議と参加人数は以下の通りです。
▼日本臨床工学会(5月)4000人
▼全国知事会議(7、8月)500人
▼第47回全国育樹祭(10月) 2万3000人
▼第44回近畿高等総合文化祭(11月)6000人
 
この他、数百人規模から1000人を超えるものまで数多く予定されています。会議の参加者に福井の魅力を発信でき、さらには飲食や観光を楽しんで帰ってもらう。福井の経済を盛り上げるための全国規模の会議の誘致が進められています。

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