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新幹線の車窓から季節の花々を 創業135年の「セーレン」が工場跡地を緑の広場に 

総合繊維メーカー・セーレン(福井市)は、本社事業所の敷地内にある100年余りの歴史がある工場の跡地を有効活用しようと、緑の広場を整備しました。19日は完成を記念した植樹式が行われ、生まれ変わった広場がお披露目されました。
        
約1万平方メートルの敷地にはシバザクラが広がります。その隣にはシダレザクラやソメイヨシノなど38本のサクラが植えられ、緑豊かな空間が広がっています。セーレンの本社敷地内にあった工場の跡地を整備したものです。

広場の完成を記念した植樹式には、川田達男会長や山田英幸社長ら役員が出席。川田会長が「サクラの木を通じて夢が花開く。夢の共有地にしたい」とあいさつした後、高さ5メートルほどのソメイヨシノの根本に土をかけていきました。
 
2024年で創業135周年を迎えるセーレンは、旧本社に併設する形で1916年(大正5年)に染色工場を建設しました。約100年の生産を終えて2022年7月から解体工事が始まりました。
 
活用方法を検討する中で、緑地化を進めることになり、2023年5月から整備を開始し、このほど完成しました。
 
セーレン・川田達男会長:
「我々には135年の歴史がありますので、その歴史の元がこの本社工場。地域の皆さんにも楽しんでいただければいいと思いますし、我々も、このサクラが永遠に咲くように会社も永遠に発展したいそういう思いを込めております」
  
隣には足羽河原の桜並木もあり、春には咲き誇ったサクラと一体となった風景が楽しめます。また、近くを通る北陸新幹線の車窓からもこの景色を眺めることができます。アジサイやツツジも植えられていて、3月下旬~6月初旬までは、季節の花を代わる代わる楽しめます。
   
敷地の一般開放はしておらず、桜並木の堤防側から楽しんでほしいということです。

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