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フクラギ大漁!サクラダイも1.7トンの大漁!定置網漁に密着 福井市茱崎漁港

小浜漁港では25日にクロマグロが水揚げされましたが、福井市の茱崎(ぐみざき)漁港でも、ある魚の大漁が続いています。25日、定置網漁を取材しました。

漆黒の闇の中、漁船には煌々と明かりが灯っていました。
山田千代記者:
「午前1時半、茱崎漁港では漁に向けてまもなく準備が行われます」
 
出港時間が近づき、乗組員が続々と船上に集まり出港しました。15分後、定置網に到着。引き上げる網は、水深約20m~40mに広がっています。
 
早速、乗組員らは網を手繰り寄せ、2隻の船で中の魚を囲い込んでいきました。徐々に魚の姿が見えてきます。フクラギ、30センチ~40センチほどの若いブリです。また立派なサクラダイもたくさん入っています。3月~5月にとれるマダイのことで、初夏の産卵を前に抱卵しているこの時期が旬なので「サクラダイ」と特別な名前で呼ばれています。
 
魚は、引き上げたら素早く船内に用意した氷水に移します。繰り返すこと十数回。船内のコンテナがいっぱいになり、網の中の魚を残して一旦港へ向かいました。
 
茱崎定置網組合・川端元昭組合長:
「大漁!このシーズン例年はブリが入るが、フクラギは珍しい。水温でこうなったのかな」
    
今年は例年より水温が低く、とれる魚の種類にも変化があるといいます。フクラギの大漁に加えて、実は茱崎漁港では23日、1.7トンものサクラダイがあがりました。川端組合長は「ここ数年でタンクに20~30本とれることは珍しい」と話します。連日の大漁に「漁師はとれてなんぼ。若い者の顔を見ても活気づいた顔をしている」と笑顔でした。
 
大漁で活気づく茱崎漁港では、魚の仕分けを終えた漁師たちが再び、定置網の魚をとりに海へと戻っていきました。

若いブリ=フクラギとサクラダイの大漁について、地元の人によると、この時期としては海水温が低いことや潮の流れが要因ではないかとのこと。定置網漁は10月末まで続く予定で、大人1000円で乗船での見学も可能です。ただし、出港は午前2時と深夜です。

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