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日本酒の価格「1.5倍くらいに」 県内の酒米収穫量が前年の6割に急減 農家が酒米から主食用に生産をシフト【福井】
令和の米騒動は「日本酒」にも影響を及ぼしています。
福井駅の商業施設にある日本酒販売店「みずもと」は、県内ほぼすべて約30の酒蔵の地酒を揃えています。みずもとの飯田専務は「来年以降、一気に値上がりする話を(蔵元から)いただいている。ほぼ県内すべての蔵元から…」
運送費やビンなどの資材の価格も高騰している中で、さらに値上げの可能性があります。その背景にあるのが「酒米を作っている農家が主食用米に流れていく流れで、酒米が足りない」という現実です。日本酒の原料となる「酒米」から「主食用コメ」への転換が進んでいるのです。
JA福井県が農家に支払うコメの価格、2024年産のコメの価格は現状、酒米が1俵あたり1万5200円に対し、コシヒカリは1万9200円と4000円の開きがあります。
また、酒米はコメの粒を大きく育てる必要があり、水管理や肥料に一層の手間が必要になるといいます。“令和の米騒動”が拍車をかける形となり、これまで酒米を作っていた農家がコシヒカリなど主食用のコメの生産にシフトしているのです。
県酒造組合によりますと、県内の地酒に多く使われる酒米「五百万石」の2025年の集荷は2024年の600トンから6割ほどの360トンに減ると見込まれています。
みずもとの飯田専務は「どれくらい上がるか見当つかない蔵元多いが、 おそらく1.5倍くらいになる」とします。
備蓄米を酒造り用にも放出する考えを示した小泉農林水産相ですが、飯田専務は「できなくはないが、すごく“複雑”な味わいになるのでは。(福井の)繊細な味わいと比べると少し変わる」と懐疑的な見方を示しています。
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