ニュース
県内のニュース
政府の“備蓄米放出”にJA福井県五連が反対姿勢 「生産調整で需給バランスを合わせてもらう」【福井】
JA県五連の宮田幸一会長は27日の定例会見で、政府の備蓄米を放出する準備を進める考えについて、反対の姿勢を示しました。
農林水産省は24日、緊急時にしか放出できないことになっている備蓄米を、コメの価格高騰を理由に放出する準備を進めていると発表しました。
これを受け、JA県五連の宮田会長は定例会見で「農業団体としては備蓄米放出に反対していきたい。もし足らないのであれば生産調整をしている面積を増やし、主食用米を作れる状態にして、需給バランスを合わせてもらう」と国の備蓄米の放出について反対の姿勢を示しました。
また、コメの価格の今後について宮田会長は「卸売業者に販売するコメの相対価格は、令和7年産の新米が出るまでは今の価格の水準で推移するだろう」とした一方、「今年春ごろの作付けが去年より増えれば、コメの相対価格は多少下がる」との見方を示しました。
一緒に読まれている記事
-
コメ高値水準にJA福井県「消費者の購買行動の変化に注目」 猛暑による収穫量への影響「大きくはなし」とするも…コシヒカリの品質面に懸念示す
-
「せっかくコメ価格上がったのに…農家は廃業ですわ」JA福井県宮田会長が小泉農水相の政策に苦言「消費者だけでなく生産者にも寄り添って」
-
備蓄米放出は「米の価格抑制に一役」 JA福井県は3回目の入札を見送り 新米の時期まで「安定供給できる」との見解
-
2回目の備蓄米放出へ JA福井県は県産米2000トンに入札 落札結果は27日 価格安定つながるか注目
-
備蓄米放出で価格下がるか「分からない」 県産米2240トン落札のJA福井県「卸からほしいと要請ある」 店頭に並ぶのは4月中旬
-
この先どうなる?ガソリン価格 値上がりの要因となる政府の補助金「参院選までは縮小しないのでは」との見方も 【福井】
-
"コメ不足”解消か!? 新米ハナエチゼン販売開始 価格は高騰「10キロ当たり1000円アップ」【福井】
-
新米「ハナエチゼン」初出荷 “コメ不足”受け販売価格は1俵で4000円~5000円アップ 収量・品質は平年並み【福井】
- 広告


