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日本原電「使用済み核燃料」2027年度から初の県外搬出 敦賀2号機の21体を青森の中間貯蔵施設へ【福井】
日本原電は31日、敦賀原発2号機で保管する使用済み核燃料の一部を、2027年度から
青森県むつ市の中間貯蔵施設に搬出する計画を発表しました。福井県内の原発から出た使用済み核燃料について、県外に搬出される時期が示されたのは初めてです。
日本原電が30日に発表した計画によりますと、現在、敦賀原発の敷地内には1850体の使用済み核燃料が保管されていて、そのうち敦賀2号機で保管する中の一部、21体を2027年度の上期に搬出するということです。
搬出先は、青森県むつ市にある、東京電力と共同出資して運営する中間貯蔵施設です。
日本原電はこれまで、敦賀2号機の使用済み核燃料をむつ市の中間貯蔵施設に搬出する計画を示していましたが、具体的な時期を発表したのは今回が初めてです。
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