2022年07月16日（土）放送

福むすびツアー ～東郷地区編②～

福井には、まだまだ知られていない魅力ある場所があるはず。そんな福井を改めて旅して、その素晴らしさを再発見するのが「福むすびツアー」！今回は福井市東郷地区の第二弾！東郷駅周辺を案内してもらった前回、東郷愛にあふれる人たちに出会いました。

 

農家民宿「杵と臼」で、夕飯用の食材探しを頼まれた桑原隊長。ちょっと寄り道して道の駅「一乗谷あさくら水の駅」へとやってきました。シンボルの三連水車の傍でホタルのキャラクターを発見！実は施設内にビオトープがあって、毎年ホタルが見られる場所なんです。さらに副駅長の藤田さんから「地元の人がホタルを飼育している」と聞いてびっくり！ホタルの飼育をしているのは、あさくら水の駅ふれあい協議会。ペアリング（交配）して生まれた卵を孵化させ、幼虫まで育ててから自然に返す活動をしています。ちょうど作業していた平井さんに話を伺うと、地域にホタルが増えるよう昔から地域で行われているんですって。「子供たちにホタルのいる風景を残したい」という思いに、隊長はぜひ頑張ってほしいと応援するのでした。

 

夕食の食材を探す桑原隊長が向かったのは、高村養鶏場。ここの卵は、エゴマの成分が添加された特殊なもの。実は餌にエゴマを加えて与えることで高栄養価の卵ができるんです。隊長は、養鶏場の高村さんと一緒に集卵を体験させてもらいました。

卵をゲットした隊長に「高村養鶏場は養鶏だけじゃない」という高村さん。実は鶏ふんを肥料にした野菜作りもしているといいます。農園では、茎ブロッコリーや黄色ニンジンなど、珍しい野菜をたくさん育てていて、「ロマネスコ」というカリフラワーの仲間を収穫させてもらいました。さらに「これだけでは終わらない」という高村さん。実は規格外で販売できない卵や野菜を加工し、商品として蘇らせているんですって。その商品の一つ、シフォンケーキを試食させてもらうと、その美味しさに「うまむすび！」が飛び出します。徹底的に無駄をなくそうとする高村養鶏場の姿勢に、驚くばかりの隊長なのでした。

 

 

食材を持って、農家民宿「杵と臼」へと戻ってきた桑原隊長を出迎えたのは、東郷出身のシェフ、吉川さん。卵の味を楽しめるオムレツに、色とりどりの高村養鶏場の夏野菜を使ったグリル、そして花ズッキーニのフリットの３品を手際よく作っていきます。実は吉川シェフ、ときどき地元に戻って料理を振舞うイベントを開催していて、東郷の食材の魅力を発信しているんです。そのため、3品の料理も素材の味そのものを楽しめるよう、あえてシンプルに調理したんですって。その味はどれも美味しく、食感も様々で、桑原隊長は夢のように幸せな時間を過ごすのでした。

 

 

辺りが暗くなったころ、再び道の駅「一乗谷あさくら水の駅」へと戻ってきた桑原隊長。ビオトープへと進むと、ホタルが飛び回るのが見えます。ふわふわと光が舞う光景はまさに幻想的。“子どもたちの笑顔のために頑張れる”というのも納得の桑原隊長なのでした。
まだまだ続く東郷地区の旅！次回も東郷をとことん楽しんじゃいます！

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