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コメ不足は“みそ”業界も直撃 加工用米が2024年の2倍に高騰か 大幅な値上げは必至【福井】
大きな問題になっているコメ不足は、私たちの食卓、日本の食文化全体にじわり影響が広がっています。県内のみそ業界でその影響を取材しました。
小泉農林水産相:
「日本酒造りに励んでいる皆さんからは、酒米が高い、足りない(という声が届いている)。みそなどの関係の皆さんからも影響が出ていると聞いてますので、農水省としてできることを考えたい」
4日、小泉農林水産相は、日本酒メーカーや味噌など加工業者向けに備蓄米放出を検討していることを明らかにしました。政府の備蓄米90万トンのうち、一般競争入札と随意契約で61万トンの放出が決まっていて、残り約30万トンの一部が酒やみそなど加工用向けに放出される可能性があります。
創業180年以上の歴史を持つ老舗みそメーカーの米五で、コメの高騰による影響や現状について聞きました。
年間約250トンと、県内一のみその生産量を誇る福井市のみそメーカー「米五」は、米こうじをつかった”米みそ”を主力商品としていますが、2024年からの令和の米騒動の影響を受けています。
主食用米の高騰によって原料となる加工用米の価格も上がり、去年は前年より2割程度高くなりました。今年の価格は間もなく示されますが、さらに上がって去年の2倍ぐらいになると予想されています。
多田社長は「我々が使っている加工用米の値段も上がってきているので、企業の利益圧迫、仕入れの価格高騰は避けられない。正直言うと企業努力で吸収しきれる値上げ幅ではない。値上げしたくなくてもせざるを得ない。企業として続けられないのが今の状況」と厳しい現状を訴えます。
多田社長によりますと、みそは日本の食卓に欠かせないものだけに、業界全体が値上げには慎重でしたが、今後、大幅に値上げせざるを得ないとみています。
こうした中で示された備蓄米を加工用に放出する小泉大臣の方針については「3年4年前の米となると、みそに使えるかどうかは分からない。でも、それで価格が抑えられるならば使うことも視野に入れたい」と話します。
ただ、多田社長は備蓄米の放出はあくまで一時的なものと受けとめています。「コメやダイズを作ってくれる農家ありき。農家が持続可能でないとみそは作れない。ある程度の値上げは必要。ただ、今の急騰は上がり幅が激しすぎて厳しい。長い目で見れば価格が上がる時代が来る」
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