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患者や医療従事者にひとときの癒やしを ニューヨーク在住ネイリストが福井赤十字病院でハンドケア

入院中の患者や医療従事者に癒やしの時間を過ごしてもらおうと、プロのネイリストが9日、福井市内の病院で爪の手入れやハンドマッサージを行いました。
 
福井市の福井赤十字病院を訪れたのは、ネイリスト歴14年でニューヨーク在住(福井市出身)の村西香美さんです。村西さんは世界のファッションショーでも活躍しています。9日は、病院で職員や患者たちにボランティアで施術しました。なぜ病院で無料でネイルケアを行ったのか。その理由は、元日に起きた能登半島地震がありました。
  
ネイリスト・村西香美さん:
「能登半島地震をきっかけに、何かやりたいという思いが強くなって、今回知り合いにお願いしてこの場を設けてもらった」
   
災害時には病院という場所も過酷な環境となります。村西さんは、入院中の患者や、日々緊張感を持ち働く病院の職員に、今回の施術を通して心がなごむ時間を提供したいと思ったそうです。
 
村西さんは、患者や職員と話をしながら爪の角質をとったり、やすりで磨いたりしていました。施術を受けた人たちは、きれいになった自分の爪を嬉しそうに眺めていました。
 
ハンドケアを体験した職員は「病院の中はマニキュアも禁止なので、なかなか爪の手入れは…忙しさもあってやっていない。気持ち良かったです」と満足そうな様子でした。
 
ネイリスト・村西香美さん: 
「当たり前じゃないくらいの感謝をしてくれて、私の心も温かくなった。私で力になれるのであれば、この活動を続けていきたい」
 
福井赤十字病院によりますと、評判は上々で、今後も開催を検討しているということです。

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