小浜市谷田部の「かま庄」奥井荘一郎さんは、四季折々の野菜とともに、色鮮やかなダイコンやカブ、祝蕾（しゅくらい：高菜の仲間）など、珍しい野菜を少量多品目で生産しています。

60歳を過ぎて本格的に農業を始めた奥井さんは、多くの人にいろいろな野菜を食べてもらい、「おいしい」「珍しい」などと言ってもらうことが喜びです。

奥井さんのポリシーは地産地消で、学校給食や市内の飲食店などに安全安心な食材を提供しています。

奥井さんの野菜を使ったサラダを提供する、小浜市のイタリア料理店「arcobaleno」の吉沢さんは「色があると料理が映えるというのもひとつの魅力。

イタリア料理と小浜の地野菜を融合して提供することで、小浜でもおもしろい野菜が食べられる、それがありがたい」と話します。

今後も体力がある限り、珍しい野菜を提供していきたいという奥井さん。

「カラフルな野菜は食べた人が笑顔になる。この野菜でみなさんがもっと幸せになってほしい」と語ります。