福井市照手にある「AFTERGLOW CHOCOLATE」（アフターグロウチョコレート）は、カカオ豆と砂糖だけで作るクラフトチョコレートメーカーです。

一つの産地のカカオ豆から一種類のチョコレートを作るという「シングルオリジンチョコレート」を手掛けています。

代表の納谷俊徳（なや としのり）さんは「カカオ豆は産地ごとに特性が異なり、その特性をいかに引き出すかが大切」と語ります。

焙煎具合や細かくすりつぶすコンチングの時間などを調整することで、カカオ豆のポテンシャルをさらに引き出せるよう見極めながら作っています。

目指すのは「酸味を感じるけど深みも感じる」「食べている途中に味が変化する」など、新しい味の表現です。

カカオ豆と砂糖しか使っていませんが、カカオ豆の産地によって味は様々です。

深みとコクを感じるチョコであったり、フルーツの香りを感じるようなチョコであったり…。

好みの味を見つけて自分用に楽しむことはもちろん、「あの人はこんな味が好きかな」と相手のことを考えながら選び、プレゼントするのもおすすめです。

お気に入りのチョコレートをいつでも自由に食べてほしいという思いから、店頭には自動販売機を設置しているほか、店内ではチョコレート専用のオリジナルの器も販売しています。

そんな納谷さんが一番大切にしていることは、余韻。

「食べる前、食べている途中、食べた後、何年後、何十年後…。

お客様に心地良い記憶を残せるかが一つのテーマ」と考えています。