敦賀市にあるボードゲームカフェ「へクスインゲームズ」。店内には、およそ5500種類ものボードゲームが所狭しと並べられています。

　店を開いたのは、ゲームコンシェルジュの鶴田勇さん。鶴田さんは東北出身で、縁あって15年ほど敦賀で働いていました。

　敦賀の街を気に入り、ここで何かしたいと考えていたところ、東日本大震災で被災し、親を失った子どもたちがボードゲームで笑顔になっていた姿を思い出して、ボードゲームのカフェを開くことを決意しました。

　ボードゲームは、年齢や性別による差が出にくく、誰もが楽しめるものです。鶴田さんは、ボードゲームが持つ魅力を一人でも多くの人に伝えたいと考えています。

　開店以来、8年。ボードゲームを楽しみに来た常連客の中からは、4組もの夫婦が誕生しているといいます。鶴田さんは「人と人を結ぶボードゲームで、より多くの人を笑顔にし、敦賀が笑顔であふれる街にしていきたい」と抱負を語ってくれました。