坂井市三国町米ケ脇にあるスィーツ店「福日和」の看板商品は、福井の名勝・東尋坊をイメージしたシュークリームです。

その名も「崖淵（がけっぷち）シュークリーム」。

考案したのは、北野宏樹さん。

北野さんは、坂井市三国町出身で、高校時代には東尋坊でアルバイトをしていたといいます。

当時の東尋坊は、毎日が祭りのようなにぎわいをみせていたといいますが、新型コロナ禍の影響で店が閉まったり、観光客が来なかったりと寂しい状態になっていました。

「何かできることはないか」と北野さんが考えたのが、東尋坊の崖をイメージした「崖淵シュークリーム」でした。

生地に竹炭パウダーを練り込んで、黒くザクザクな食感にすることで岩肌を表現。

中には、自家製の生クリームとカスタードを混ぜてフワっと仕上げたクリームが入っています。

崖淵シュークリームの食べ方には、様々な方法があり、常温のまま食べる他に、冷凍してシューアイスのように。

また電子レンジで軽く温めると、外はザクっ、中はトロっとした食感になるなど、自由な食べ方が楽しめます。

また、店内では焼きたてを食べることもできます。

北野さんは「小さい頃から東尋坊で育ってきた。北陸新幹線も通るし、崖淵シュークリームや他のアイデアで、地域を盛り上げ貢献したい」と語ります。