おおい町石山にオープンした「暮らしの複合施設hibi」。

町内の別の場所にあった築240年の古民家を移築し、リノベーションした施設です。

地元住民がプロジェクトチームを結成し、どうすれば人が集まるのか、情報発信ができるのかなど会議を重ねて誕生しました。

チームの代表を務める岸崎圭薫さんは、この古民家の解体の依頼を受けた時、古民家の大きさや歴史を考えると壊すことをしのびなく思い、地域の拠点として再生できないかと考えました。

店内には、地元作家の作品販売所やカフェがあり、2階にはレンタルスタジオを完備。

そこには「地域を活性化したい。地元を盛り上げたい」という思いがありました。

店の運営を任されているプロジェクトチームのメンバー・熊谷優美さんは、「来店したお客様が心を豊かに、美しくできるような場所にしたい」がコンセプトと話しています。

鹿肉のラグーなど、地元の食材をふんだんに使ったパイやドリンクをテイクアウト専門で扱っています。

4月下旬にはレストランもオープンする予定です。

岸崎さんは「地産地消を目指して、地元の人が集まる施設にしたい。関西の人がよく来られるので、関西の人と地元の人が交流できる場所になるようがんばっていきたい」と話しています。