今年8月、小浜市阿納にオープンした「若狭佳日」。御食国若狭の食・海・文化を堪能できるホテルです。

こちらでは若狭ふぐや小浜よっぱらいサバなど地元の食材を使った料理を提供。料理を通して御食国や鯖街道の歴史を感じてもらえるよう趣向をこらしています。

こだわりは部屋の窓から見える景色。離れでは大きな窓いっぱいに若狭湾を眺望できます。

また、部屋によっては阿納の風情ある集落の景色も見ることができ、暮らしに溶け込んだかのような気分を味わうことができます。

若狭の自然と暮らしを融合した若狭佳日。ここは地元住民と共に歩んでいます。

阿納は18軒中14軒が民宿を営んでいる場所。その中で若狭佳日の建物は元々、集落で一番大きな旅館でした。しかしコロナ禍の影響を受け、3年前に廃業。

「若狭のシンボルとなるような施設を作り、阿納を活性化してほしい」という地域住民の願いを受け、若狭佳日がオープンしました。

スタッフの森松快星さんは、阿納を含む内外海（うちとみ）地区の出身。阿納の人たちも昔から知っていて、就職する際「頼むぞ」と声をかけられたといいます。

「地元住民の期待に応えられるよう頑張っていきたい」という森松さん。「景色や食材・人の温かさなど内外海地区の良さを改めて感じている。訪れる人たちにも阿納や内外海地区の良さを伝えていきたい」と語ります。