イチゴやトマトを生産する越前市の「明城（みょうじょう）ファーム」は、完熟した、よりおいしい状態で出荷することにこだわっています。

直営店をはじめ、飲食店を３店舗経営していて、収穫したイチゴをパフェにしたり、近隣の農家から仕入れた野菜や果物を使ったメニューを展開したりしています。規格外になり、出荷が難しくなったものも受け入れることで、農業が継続発展する仕組みを作ろうとしています。

この秋、明城ファームの武生中央公園店に新しいメニューが加わりました。

その名も「パフェみたいな海鮮丼」。

「農業と同じ一次産業である漁業を盛り上げたい」という思いから

誕生したメニューです。

毎朝、近所の魚店から仕入れた新鮮な魚を使用。

マグロやタイ、サーモンなどをパフェのように華やかに盛り付け、

魚のおいしさを存分に味わえるようにしています。

明城ファームの大村さんは「一次産業は新鮮なものを食べてもらうことが何よりの楽しさでありうれしさ。一次産業同士で、どんどん県内の事業者とコラボしていきたい。その結果、日本中、世界中の人が福井に訪れて、新鮮な福井の幸を食べてもらえれば」と語ります。