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「地震前のように、いっぱい練習したい」能登と福井の子供たちが野球で交流 「こまつドーム」でのびのびプレー
2024年元日の地震で被災した能登の復興支援を目的とした石川と福井の小学生の野球大会が24日、石川県小松市で開かれました。
この野球大会は福井葵ライオンズクラブが復興支援の一環として、珠洲や輪島の小学生と福井の小学生が野球を通して交流する場を設けようと企画。今年2月に続いて2回目の開催です。
石川県小松市の「こまつドーム」を会場に、福井からは「清水ベースボールクラブ」と「木田ネイビーブルーズ」が、石川からは「輪島フェニックス」と「珠洲ベースボールクラブジュニア」が出場しました。
第1試合では「清水ベースボールクラブ」と「輪島フェニックス」が対戦。輪島フェニックスは、地震から約1年11カ月がたった現在も、仮設校舎の運動場や中庭など限られた場所で練習しているといいます。久しぶりの広いドーム球場での試合に、のびのびとプレーしていました。
試合は5対1で輪島フェニックスが勝ちました。
清水ベースボールクラブの山田奈生キャプテンは「相手は強くていいチームだと思った。壊れた家やものが直ってほしい」と話していました。
また、輪島フェニックスの丸井駆琉キャプテンは「久しぶりの試合で楽しかった。バッティングや守備練習など、地震前のようにいっぱい練習したい」と大きなグラウンドで練習できる日を待ち望んでいました。
大会を企画した福井葵ライオンズクラブの吉田秀直会長は「子供たちが一生懸命やっている姿が本当に素晴らしいと思った。他にもできることがあれば協力していきたい」としました。
輪島フェニックスによりますと「十分な環境で練習ができるようになるのは、いつになるか全くわからない」ということです。
一方、福井葵ライオンズクラブは交流試合を通して被災した子供たちや保護者を元気付けるため、大会の継続を検討したいとしています。
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