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エ・ク・ボ通信

そのままめかぶ
2020年04月26日(日)放送

 かわいいイラストの入ったラベルが特徴の「めかぶそのままドライ」。作っているのは、小浜市矢代でわかめ漁をしている角野高志さんです。

 

 

 

 

 わかめの根元にできるめかぶ。すべてのわかめにできるものではなく、数は自ずと少なくなります。そんな「めかぶ」は、わかめを製品化する際に邪魔になるため、捨ててしまうことが多く、特に国産のものはあまり市場に出回りません。そこに目を付けた角野さんは、国産ではあまり見ない乾燥めかぶを製品化しようと考えました。

 

 当時は調理用の食材としてしか使われていなかっためかぶは、わかめに比べると加工に手間がかかります。収穫後に洗浄し、40分ほど塩抜きをまず行います。それから機械を使って13時間かけて乾燥してようやくできる乾燥めかぶ。それだけ手間がかかっても、この取り組みには面白さを感じるといいます。

 

 

 製品化に向け最初、料理用に作ってみた乾燥めかぶでしたが、そのまま食べてみると意外においしいことに気付いた角野さん。そのまま食べられる製品にしたら面白いと考えました。わかめよりも栄養価が高く、ヘルシーなことから、特に女性にウケがいいのではと考え、パッケージにもこだわったと言います。

 

 

そうしてできたのが「めかぶそのままドライ」と、乾燥めかぶと乾燥梅干を細かく砕いた「とろとろめかぶティー」。「めかぶそのままドライ」はパリパリした触感で、磯の香りとうまみが口いっぱいに広がり、癖になる味です。「とろとろめかぶティー」はとろっとしていて、ほっとする柔らかな味わいに仕上がっています。

 

 最近では、一般の方や近くの高校などのわかめ漁体験を受け入れている角野さん。知名度を上げると同時に、小浜産のわかめとめかぶにもっと親しみを持ってもらいたいという思いがあります。

 

 

 

 これまで大々的に宣伝をしたことはなく、口コミやSNSなどで徐々に知られてきました。これからは地域の特産として、みんなに親しんでもらえる商品にしていきたいと意気込んでいます。

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