番組情報
- やまのサーモン
- 2024年08月04日(日)放送
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勝山市野向町。この山あいで育てられている、魚が注目を集めています。その魚はサーモン。
勝山市と勝山淡水漁業生産組合が連携し、淡水のみで養殖に取り組んでいる魚です。このサーモンは「勝山やまのサーモン」と名付けられ、現在ブランド化を目指しています。
養殖を始めたきっかけは、2年前に発生した線状降水帯による大雨による被害。土砂が養殖場に流れ込み、あまごなど当時21万匹いた養殖魚のうち、15万匹を処分せざるを得ませんでした。しかしその後、勝山市や市のまちづくり会社の支援を受け、災害から立ち直る起爆剤として「勝山やまのサーモン」の養殖が始まったのです。
組合長の北川さんは「あの時はもう養殖場は終わりだと思った。しかし、このサーモンのおかげで将来への希望が持てた。大勢の人にサーモンを味わってもらいたい」と語ります。
春から夏にかけて養殖場に山から流れてくる雪解け水は20度以下で、サーモンが育つには適切な温度です。さらに、養殖の生け簀(いけす)が八角形だったことも幸いしました。円形の生け簀では、水を流した時に一定の速い流れになりますが、八角形だったことで、生け簀の中の水の流れが速い部分と遅い部分が生じました。この流れの変化が自然の川に近く、かえって魚の運動量が増えました。
自然に近い環境で育てられたサーモンは、身が引き締まり、歯ごたえのある食感としっかりとした旨味があることも特徴です。今年は約500匹出荷され、市内の飲食店や学校給食で提供されています。
お問い合わせ
勝山市観光まちづくり株式会社
0779-87-1245
過去の放送
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