番組情報
- 永平寺町伝統のお漬物
- 2022年12月18日(日)放送
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永平寺町山王にある「永平寺の里 野彩工房」は、手作りのこうじを使った漬物を主に作っています。
代表の橋本清子さんは、昔からこうじやみそ作りが趣味で
「こうじで野菜に彩りを与えたい」という思いがきっかけで
野彩工房を始めました。
永平寺町産のコシヒカリでこうじを作るなど、
できるだけ地元の農作物を使うことがこだわり。
そんな橋本さんが作る漬物は、地域の伝承料理です。
かつて、自宅で冠婚葬祭がとり行われていた際は、地域の人が手伝いに集まりました。
その時、先輩たちから漬物の漬け具合などノウハウを教えてもらい、代々、郷土の味を守ってきました。
しかし、今ではその風習も薄れてしまったとのことで、橋本さんは「何とか伝承していきたい」と言います。
永平寺町産の大根と北海道産のニシン、
そして自家製こうじから作った甘酒を使います。
こうじを甘酒にして使う方が、
より滑らかになり、甘味も出ておいしく仕上がるそうです。
ニシンの臭みを消しつつ、まろやかで素材の味を存分に感じさせる
ニシン漬け。
「喜んで食べてもらうことが何よりの活力。
今後は伝承料理だけでなく、 永平寺町の特産物を使って、
新しい漬物作りにチャレンジすることが目標」
と意気込んでいます。
永平寺の里 野彩工房
福井県吉田郡永平寺町山王17-31
TEL: 0776-64-2082
野彩工房の漬物は道の駅「禅の里」などで販売中
過去の放送
- 2024年10月20日放送
- 薬草を食卓に
- 2024年10月13日放送
- まちなかに芸術の拠点を
- 2024年10月06日放送
- 広がれモルック
- 2024年09月29日放送
- 味真野茶屋
- 2024年09月22日放送
- 越前町をオリーブの産地に