番組情報
- 若狭和紙 最後の職人
- 2022年08月14日(日)放送
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福井県小浜市に伝わる若狭和紙。江戸時代から大正にかけては、約1000人もの職人が携わっていました。しかし、時代の流れや後継者不足などで職人の数は減り続け、2022年1月に1人が引退した後、若狭和紙を漉く職人は芝三津男さんだけになってしまいました。
若狭和紙の特徴は、とにかく丈夫なこと。そのため型染(かたぞめ)の原紙に使われています。型染とは、友禅染のような染め方で、型にあわせた際に色がつかないように糊を乗せ、全体を染めた後、糊を水で洗い流し、色ごとにこの工程を繰り返します。
そのため、原紙には何回もの染めと水洗いに耐えられる強度が求められるのです。多色で、緻密な模様が描かれた若狭和紙は人気を集め、大変栄えたといいます。
唯一の職人となった芝さんは若狭和紙を残していくために、これまでやってきたことを続けて行くことに加え、新しいものを工夫しながら作り続けています。
「自分で作ったものを喜んでもらえる。こんな楽しいことはない」と話す芝さん。これからも使う人に喜んでもらえるような若狭和紙を作っていきたいと意気込んでいます。
■若狭和紙の家
所在地 |〒917-0241 福井県小浜市遠敷1-406
営業時間| 9:00~18:00
定休日 |毎週火曜日
TEL |0770-56-0363
過去の放送
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