番組紹介

エ・ク・ボ通信

山内かぶら
2020年11月01日(日)放送

若狭町で100年以上前から栽培されている伝統野菜があります。「山内かぶら」です。

 

 

 

 

 

 

山内かぶらを守り、生産しているのは「山内かぶらちゃんの会」の皆さん。栽培はもちろん、さまざまな製品に加工し、販売しています。山内かぶらちゃんの会の代表を務める飛永悦子さんは、10年前にこの会を立ち上げました。山内かぶらは、一般的なかぶらと違い、ひげ根が多く、ゴツゴツとして見た目はあまり良くありません。しかし一口食べてみると、ピリッとした辛さの中に甘みがあり、豊かな風味が広がります。

 

 

山内かぶらは、漬物や干しかぶらにも加工して販売しています。さらにはコロッケや餃子など、一風変わった新製品も開発しました。これらは主に町内のイベントなどでふるまわれ、人気を集めています。

 

 

 

 

飛永さんが山内に嫁いできた60年ほど前は至る所で栽培されていた山内かぶら。しかし、生産者の高齢化から一時、栽培が途絶えてしまいました。

飛永さんも義母から「山内かぶらは絶対に大事だから」と言われ、使命感を感じながら細々と作り続けてきました。しかし、義母が亡くなった後は、種を県の農業試験場に預けたといいます。

 

 

25年ほど前、若狭町から声を掛られたことをきっかけに、「伝統野菜の大切さ、無くしてしまってはいけない」いう想いが大きくなり、山内かぶらの栽培を再開することにしました。代々受け継がれてきた伝統野菜。その土地に適し、その風土ならではの味を守り続けていく、その使命感とやりがいを胸に、今、飛永さんをはじめ山内かぶらちゃんの会のみなさんは栽培・販路拡大に取り組んでいます。

現在では、県内外のレストランや料亭で使われるようになった山内かぶら。飛永さんは「もっと多くの人に味わってほしいので、これからも集落で大切に育てていきたい」と意気込んでいます。

 

 

 

(直売所)たいしたもん屋 野木店

住所   | 若狭町兼田1-30-2

連絡先  | 0770-62-0282

休館日  | 日曜日

営業時間 | 9:00–16:00

 

(問い合わせ先)

若狭町役場 観光未来創造課 特産振興室

連絡先  | 0770-45-9111

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