彫刻家が描く人物画｜福井テレビ

敦賀市内のとあるお宅の玄関。

所狭しと子供の彫刻や絵画が飾られています。

これらの作品を手掛けたのは、出迎えてくれた井加田博さんです。

かつてはトライアスロンで数々のレースに出場。

琵琶湖で行われたレースでは完走を果たしたほどの実力の持ち主でもあります。

体力の衰えからトライアスロンを離れた井加田さん。持て余した時間を有意義にと、知り合いから渡されたのが粘土でした。

何にでも凝り性の井加田さんは、めきめきと腕を上げ、作品が増えていきます。

家中が彫刻で埋め尽くされ、これ以上飾る場所も置く場所もないと困るほどの数になりました。

そんなとき、絵だったら平面で場所を取らないからと、絵画を始めることにした井加田さん。その面白さに魅了されたといいます。

居間にはたくさんの絵画が飾られ、アトリエのようになっています。

井加田さんが描く絵の多くは女性がモデルになっています。

それは井加田さんにとって、人物は魅力的であり、

特に女性が一番魅力的に見えるからなんだそう。

現在、井加田さんが手掛けているのは、鉛筆で描く人物画で、実在するモデルを描いています。

目指しているのは「人物の再現」。

完成した絵をプレゼントして喜んでもらえると、やってよかったと実感するんだそう。

女性の彫刻や人物画を描き続ける井加田さん。

こういう絵が描きたいという思いがある限りは続けていたいと熱い想いを語ってくれました。