番組紹介
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食中毒について
2018.07.09(月)放送
今日のドクター
日本消化器病学会専門医
青柳 裕之 先生
病気説明
食中毒については、皆さんすでに御存知のことと思われるのですが、食中毒の原因となるウイルスや細菌あるいは毒素が含まれている食べ物を口にすることによって起こる健康障害です。
食中毒の症状は下痢や嘔吐といったものが一般的ですが、食中毒を起こすウイルスや細菌、毒素によって症状も、発症するまでの期間も異なります。その他に起こり得る症状として発熱や、筋力の低下、麻痺などがありますし、抵抗力の弱い方は命に関わる場合もあります。食中毒とひと言に言ってもいろいろな原因や症状がありますし、食中毒予防の三原則は、食中毒の原因菌を『付けない』『増やさない』『やっつける』ということですから、これからの時期は食中毒も増えますし、ご家庭でしっかりと予防を心がけて欲しいと思います。
意外と知らない?対処法
- 冷蔵庫の温度は10度以下に保ちましょう
- 食中毒の予防に、冷蔵庫の温度は10℃以下に保つ事が良いとされています。冷蔵庫によっては温度で管理する物もあれば『強中弱』で管理するものもあると思うので、その場合は温度を低く保つ『強』が良いです。食中毒を引き起こす菌の多くは10℃以下になると増殖がゆっくりになり、マイナス15℃以下になると増殖が止まるので、冷凍庫は-15℃以下になるようにしましょう。ただし、冷蔵や冷凍によって菌が完全に死ぬわけでは無いので、冷蔵庫から出したら、菌を増やさないように、早めに加熱するなど調理をするようにしてください。
- 予防が大事です
- 食中毒の予防対策に手を洗う事は大事なのですが、いくらキレイに手を洗っても、手を拭くタオルに菌がついていたら意味がありませんから、タオルは清潔に保つようにしてください。他にも家庭で出来る、食中毒予防のポイントは、まな板を肉・魚用と野菜用とを分ける、ラップしてある野菜やカット野菜もよく洗う、冷凍食品などは室内に放置して解凍をせずに、冷蔵庫や電子レンジで解凍をする、包丁や食器まな板は使った後キレイに洗うようにすると良いと思います。
- まとめ
- お話しましたように、食中毒予防の三原則は、食中毒の原因菌を『付けない』『増やさない』『やっつける』ということですから、これからの時期は食中毒も増えますし、ご家庭でしっかりと予防を心がけて欲しいと思います。
過去の放送
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