番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

手足口病

今日のドクター

福井県小児科医会理事
加藤英治 先生

病気説明

手足口病とは、名前の通り手の平、足の裏、口の中に小さな水泡ができる病気です。主に夏に流行する病気で、4歳までの乳幼児がかかりやすく、保育園や幼稚園での流行もよく見られます。今年は例年より患者数が増えています。

意外と知らない?対処法
手足口病はウイルスが原因で発症
手足口病は、ウイルスが原因により起こります。ですので、抗生物質が効かない病気です。治療方法としては、早く治す薬はないので、発熱があれば解熱剤を使用します。口の中に水泡ができると痛がってものを食べられないようになります。その際にはスープやアイスクリームなど比較的刺激が少ないものが食べやすいでしょう。
発熱がある場合は、学校などを休みましょう
最初にお話しした通り、手足口病の症状は手の平や足の裏、口の中に小さい水泡が出ます。さらに1/3くらいの患者さんは38~39度の熱が3日間程度出ます。熱のある期間は学校や幼稚園・保育園は休ませることになっていますが、発熱がなく、飲み食いもできて元気であれば行ってもかまいません。今年は、水泡が手足口だけではなく全身に出たり、発熱がある人が多い傾向がありますので注意してください。
まとめ
手足口病は予防方法がありません。大部分の患者さんは自然に治りますが、まれに無菌性髄膜炎や脳炎、心筋炎の合併症があります。
口内痛がひどくてものが食べられないし水分も取れない、発熱や頭痛、おう吐が続くなどの症状がある場合は、病院を受診するようにしてください。
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
PAGE TOP