番組紹介
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気管支ぜんそく
2014.03.13(木)放送
今日のドクター
日本アレルギー学会専門医
塩﨑晃平先生
病気説明
気管支ぜんそくとは空気の通り道である気管支が収縮することによって、ヒューヒューゼーゼーといった喘鳴が出る発作を起こし呼吸困難になる病気です。その原因は、慢性の気道炎症により気道の過敏性が進むことにあります。それで、ダニやカビ、樹木の花粉、タバコの煙などに反応して、気道の平滑筋が収縮し、呼吸困難感の発作が起こります。気管支ぜんそくは発作が起きると息が吐きにくくなり、ひどくなると喘鳴が悪化して命に関わる危険性も出てきますので、自覚症状がある場合など早めに受診をするようにしてください。
意外と知らない?対処法
- 咳が長引く場合は注意が必要です
- 風邪を引いた後などに咳が長引いている場合、喘鳴が無くても気管支ぜんそくの手前である可能性があります。このような症状は咳ぜんそくと呼びぜんそくにかかる一歩手前の状態です。咳ぜんそくはぜんそく特有の喘鳴症状は出ません。しかし、肺活量の測定ではぜんそくと同じようなパターンが現れますので、長引く咳症状がある場合にはぜんそくの可能性も考え、病院で検査を受けるようにしてください。
- 医師の指導の下、治療を続けましょう
- ぜんそくは気道の慢性的な炎症により起こりますので、症状があるときだけしか治療をしないでいると、気道がますます敏感になり発作を繰り返すという悪循環を起こしやすくしてしまいます。悪循環を繰り返していると気管支壁が厚く硬くなり、リモデリングぜんそくという薬の効きにくい、なかなか治らないぜんそくになってしまいます。一生喘鳴が続くことにもなり兼ねませんから、必ず医師と相談のもと治療を行うようにしてください。
- まとめ
- お話しましたように、気管支ぜんそくは放っておくと気管支壁が変化を起こし、治りにくくなる病気なので、長引く咳や喘鳴などの自覚症状がある場合、早めに医療機関を受診するようにしてください。
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