番組紹介
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『うおのめ』と『たこ』について
2016.02.22(月)放送
今日のドクター
日本皮膚科学会専門医
宮永美紀先生
病気説明
摩擦や圧迫が繰りかえされると、皮膚の角質が厚くなり、たこやうおのめができます。
スポーツや職業、趣味、体重などが関係し、手や足にできることが多いのが特徴です。
厚くなった角質の中央にくさび状に芯があるのがうおのめで痛みを伴います。
たこには芯はなく、痛みはほとんどありません。
意外と知らない?対処法
- 楽な靴を履きましょう
- 足の『うおのめ』と『たこ』を予防する為に足を休めることも大切ですが、足をいくら休めても自分に合わない靴を履き続けていると、原因である繰り返す摩擦や圧迫を取り除くことができ無いので、摩擦や圧迫が繰り返し起こらないように足に合った靴を選ぶことが最も重要です。靴選びのポイントとしては
・靴を履いた時にかかとに指一本分のスペースがあり、足の3・4・5番目の指が靴に当たらない事。
・靴紐を縛って足がしっかり固定出来る事。そして・かかとが抜けない事、です。
先の尖った靴や幅の狭い靴など足に合っていない靴は履かないでください。ハイヒールも避けたほうが良いですが、どうしても履かなくてはいけない場合は、ハイヒールを履く時間をなるべく短くし、普段は楽な靴を履くなど工夫しましょう。
高齢の方は小さい靴を履き続ける傾向がありますので、スニーカーなど楽な靴を選ぶと良いでしょう。 - 皮膚科医に相談しましょう
- 『うおのめ』と『たこ』は自然には治らず、厚くなった角質や芯を除去する治療が必要です。自分で削ってしまう方もいらっしゃいますが、自分で削るとどこまで削って良いのか判断も難しく、傷を付けてばい菌が入って膿んでしまうことがあります。
また、うおのめはウイルス性のいぼとよく似ていて、見た目で区別することがとても難しいです。ウイルス性のいぼの治療はうおのめの治療と異なるので正しい診断をつけなければなりません。必ず皮膚科で正確な診断と適切な治療を受けてください。
また皮膚科ではうおのめとたこの治療だけにとどまらず、再発予防法についても詳細なアドバイスを行っていますので『うおのめ』と『たこ』ができたのかなと思ったら皮膚科専門医にご相談ください。 - まとめ
- 足の『うおのめ』と『たこ』は治療をして一旦治ったとしても、繰り返し摩擦や圧迫が加わっていると何回も再発してしまうので、負担がかからない靴選びが最も大切なポイントとなります。
『うおのめ』と『たこ』ができてしまったかなと思ったら皮膚科専門医を受診し正確な診断、適切な治療とアドバイスを受けましょう。
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