番組紹介
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睡眠時無呼吸症候群について
2019.03.11(月)放送
今日のドクター
日本呼吸器学会認定 呼吸器専門医
多田 利彦 先生
病気説明
睡眠時無呼吸症候群とは、その名の通り、睡眠中に呼吸が止まり、それによって日常生活にさまざまな障害を引き起こすものです。ひと晩の睡眠を通して、数秒から30秒ほどの呼吸が浅くなる状態や息が止まることが1時間に5回以上ある場合です。重症になると1時間に30回以上の無呼吸が起こることもあります。起床後に頭痛を認めたり、熟睡感が無かったり、また日中に強い眠気などの自覚症状があります。その結果、体に負担がかかり生活習慣病を引き起こし、それらの難治化を引き起こす要因になっています。
意外と知らない?対処法
- いびきイコール睡眠時無呼吸症候群というわけではありません
- 『いびき』というのは、のどが狭くなることで生じる音ですが、いびきイコール睡眠時無呼吸症候群というわけではありません。ただ、睡眠時無呼吸症候群には『いびき』を伴うことがほとんどです。
疑わしい自覚症状がある場合や周囲の方から無呼吸を指摘されている場合に、睡眠中の呼吸状態を、自宅で簡単に検査できる機器があります。まずはかかりつけ医に相談してみてください。その結果、睡眠時無呼吸症候群である場合は、入院での重症度判定検査を行います。軽い場合ではマウスピースなどでの治療もありますが、重い場合は、圧力をかけてのどに空気を送り込む持続陽圧呼吸器による治療法もあります。 - 予防や対処のポイント
- 睡眠時無呼吸症候群の主な原因は寝ているときにのどが塞がって起こります。多くは肥満体型によって引き起こされるものです。予防や対処のポイントとしては、減量をして肥満を解消する、アルコールは無呼吸を悪化させやすいためひかえる、また仰向けで寝ると舌が落ち込みやすくなるので、横向きに寝ると良いと思います。
- まとめ
- お話ししましたように睡眠時無呼吸症候群は、寝ているときの事ですから、自分ではなかなか気付くことが出来ないので、家族など周りの方が気づいてあげることが大事ですし、日中の強い眠気や倦怠感など気になる症状があったら医師に相談をするようにして欲しいと思います。
過去の放送
- 2014年10月09日(木)放送突発性難聴
- 2014年09月25日(木)放送白血病
- 2014年09月18日(木)放送高尿酸血症
- 2014年09月04日(木)放送排尿障害
- 2014年08月28日(木)放送帯状疱疹
- 2014年08月14日(木)放送骨粗しょう症
- 2014年08月07日(木)放送粉瘤
- 2014年07月17日(木)放送日焼け
- 2014年07月03日(木)放送熱中症対策
- 2014年06月26日(木)放送鼠径ヘルニア
- 2014年06月12日(木)放送心房細動
- 2014年06月05日(木)放送手足口病
- 2014年05月22日(木)放送胃潰瘍
- 2014年05月15日(木)放送五月病
- 2014年05月01日(木)放送めまい
- 2014年04月24日(木)放送片頭痛
- 2014年04月10日(木)放送手あれ
- 2014年04月03日(木)放送起立性調節障害
- 2014年03月13日(木)放送気管支ぜんそく
- 2014年02月27日(木)放送腰椎椎間板ヘルニア