番組紹介
- あなたの体のお悩み解決します。
肺がんについて
2016.11.21(月)放送
今日のドクター
福井県がん検診精度管理委員会
肺がん専門部会委員 小林弘明先生
病気説明
肺がんは日本人の、がん死亡原因の第一位です。がんで亡くなる方の、およそ20%を占めていて、男性、女性共に増えているがんです。その最大の原因はご存じのように(「間違いなく」)喫煙です。
また、肺がんは自覚症状が出にくく、かなり進行するまで無症状です。肺がんから身を守る方法は、禁煙と定期的な検診ということになります。
意外と知らない?対処法
- 禁煙しましょう!
- タバコの箱に書かれているニコチンやタールの量というのは、機械を使ってとても特殊な条件で測定した値で、人間が吸った場合には全く違う結果になります。軽いタバコにも強いタバコとさほど変わらない量のニコチンやタールが含まれ、それが体に入ります。
喫煙者では肺がんができやすいばかりか、発育が早く、転移しやすい、たちの悪い肺がんができやすいのです。このため、タバコを吸わない人が肺がんでなくなる確率は0.3%なのに対し、タバコを吸う人では16%にもなります。
肺がん予防の第一歩、一刻も早く禁煙してください。 - 検診は毎年受けてください
- 胸部レントゲン写真を用いた肺がん検診については、毎年受診すれば肺がん死亡を半分に減らすことが確認されています。毎年受診することが重要で、2年に1回の受診ではこの効果が完全に失われてしまいます。
手術ができる段階で見つかる肺がん患者さんの大部分は無症状ですから、早期発見には検診しかありません。検診は命を拾うチャンスです。もし異常が見つかった場合には、症状の有無にかかわらず必ず精密検査を受けて欲しいと思います。
過去の放送
- 2014年10月09日(木)放送突発性難聴
- 2014年09月25日(木)放送白血病
- 2014年09月18日(木)放送高尿酸血症
- 2014年09月04日(木)放送排尿障害
- 2014年08月28日(木)放送帯状疱疹
- 2014年08月14日(木)放送骨粗しょう症
- 2014年08月07日(木)放送粉瘤
- 2014年07月17日(木)放送日焼け
- 2014年07月03日(木)放送熱中症対策
- 2014年06月26日(木)放送鼠径ヘルニア
- 2014年06月12日(木)放送心房細動
- 2014年06月05日(木)放送手足口病
- 2014年05月22日(木)放送胃潰瘍
- 2014年05月15日(木)放送五月病
- 2014年05月01日(木)放送めまい
- 2014年04月24日(木)放送片頭痛
- 2014年04月10日(木)放送手あれ
- 2014年04月03日(木)放送起立性調節障害
- 2014年03月13日(木)放送気管支ぜんそく
- 2014年02月27日(木)放送腰椎椎間板ヘルニア