番組紹介
- あなたの体のお悩み解決します。
ADHD
2012.04.16(月)放送
今日のドクター
日本小児神経学会 専門医
友田明美 先生
病気説明
ADHDとは注意欠陥・多動性障害と言う子供の時に見られる脳の発達障害の事です。障害が起こる原因は分かっていませんが、脳の神経伝達物質であるドーパミン等が不足することによって起こると考えられており、集中力が続かない「不注意」、落ち着きがない「多動性」、思いついた行動を取ってしまう「衝動性」という3つの症状が特徴的です。しかし、これらの症状があっても日常生活に支障が無ければ心配はいりません。
意外と知らない?対処法
- ADHDは育て方やしつけが原因ではありません
- ADHDは集中力が続かない、忘れっぽい、落ち着きが無いと言った特性が現れます。こうした行動は子供なら誰にでも見られるため周囲から障害という認識を持ってもらえない事がありますがADHDは発達障害ですので決して躾が悪いからではありません。しかし、こうした子供達は否定的な評価を受けやすく、自信を無くしてしまう事があります。重要なのは周囲の理解や適切なサポートですので子供達の明るい未来の為にもADHDを正しく理解して下さい。
- ADHDは適切な治療が必要です
- 現在、子供の10人に1人はADHDの特性を持っており、更に3人に1人は大人になってもADHDであると言われています。また子供の頃に周囲から否定的な評価を受ける事により自尊心が下がってしまう事がありますので、適切な治療を受ける事も大切です。現在治療には社会心理学的な治療とドーパミン等の神経伝達をスムーズにさせるお薬による治療があり、どちらも子供達が充実した生活を送れるようにする事を目的としています。
- まとめ
- ADHDは決して大きな障害ではありません。歴史上の有名な人物、例えば坂本龍馬やアインシュタインなどもADHDだったとも言われており、行動力や感性が長けている事が多いと言われています。何度も言うように大切な事は周囲の理解ですので、子供達を明るく良い方向に育てていくためにもADHDへの正しい理解を持つと良いでしょう。
過去の放送
- 2014年10月09日(木)放送突発性難聴
- 2014年09月25日(木)放送白血病
- 2014年09月18日(木)放送高尿酸血症
- 2014年09月04日(木)放送排尿障害
- 2014年08月28日(木)放送帯状疱疹
- 2014年08月14日(木)放送骨粗しょう症
- 2014年08月07日(木)放送粉瘤
- 2014年07月17日(木)放送日焼け
- 2014年07月03日(木)放送熱中症対策
- 2014年06月26日(木)放送鼠径ヘルニア
- 2014年06月12日(木)放送心房細動
- 2014年06月05日(木)放送手足口病
- 2014年05月22日(木)放送胃潰瘍
- 2014年05月15日(木)放送五月病
- 2014年05月01日(木)放送めまい
- 2014年04月24日(木)放送片頭痛
- 2014年04月10日(木)放送手あれ
- 2014年04月03日(木)放送起立性調節障害
- 2014年03月13日(木)放送気管支ぜんそく
- 2014年02月27日(木)放送腰椎椎間板ヘルニア